May.40 ページ3
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思い返せば、昨日確か…
「あ、A姉さん、最近疲れてるって話を聞いてサ。ちょっと薬を作ってみたんダ。良かったら飲んでみてネ」
「ありがとう」
そう、夏目くんが配合したらしい薬を貰って、寝る前にそれを飲んだんだ。
…絶対それのせいだよね!?!!おいっ、夏目くんでも許さんぞ!!
*
「おまえ、ミワコって言うんだな!おれは月永レオ!よろしくな!ところで、Aはどこにいるんだ?ここあいつの寝室だと思ってんたんだけど…?」
「あ、えっーと」
なんて言って誤魔化そうか悩んでいると、レオの携帯から着信音が。あ、携帯ちゃんと持ってるんだ…
「だれだ〜、お、リッツ!」
相手は凛月らしい。
「ん?ドラマの出演者が急に来られなくなったから代わりに出て欲しいって?いいぞ〜!おれに任せろっ!」
「それから、もし近くに女の子いたら連れてきて欲しい?……だめだ!ルカたんは連れていかないぞ!……あー、」
あー、と伸ばしたレオは私をちらっと見てから
「あー、大丈夫!女の子、連れてける!…………リッツの頼みなら全然大丈夫だぞ!わはは!また、後でな!」
電話を切って、「じゃあ、ミワコ、行くぞ!」とレオは言った。
………どこに?
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作者名:玲咲 | 作成日時:2021年5月1日 0時