【NARUTO】記憶の欠片は夢を漂う【男主】 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:8,613 hit

乙女には常に優しくページ8

任せておけ、と覚悟もできなかった自分が唯一、提供できた癒しの場。

特殊な結界を常に張っており、チャクラ、傷の完治は時間に比例する

「…なにか、面白いものでも見つけましたか？」

「え、あ…そんなとこかな。今頃、呑気に団子でも食ってんのかと思ってさ」

「ん～！」

「…団子に萌えは必要ですかね」

☆

別にライバルとか、互いに互いを強くするなら構わない。

ただ、歯車を拗れて回らなくしてしまうのは…もったいないだろ？

「二人ともやめてェ！！」

あーあ、シーツがあとかともなく消えてる…ったく

そこで見てんなら、もっと前に止めてくれよ

それとも、このまま泳がして彼奴らの意志でも確認したかったのか？

カカシ…

「病院の上で何やってんの？ケンカにしちゃ
ちょいやりすぎでしょーよキミたち」

投げ飛ばされた二人が給水タンクに突っ込むのを見ながら紙とペンを動かす

シーツ代とまてめて、せーきゅう。っと

サスケが何処かに向かい、追いかけるようにしてカカシが向かったところを横目に溜め息をついていると

「…サクラちゃん、邪魔しねーでくれってばよ！」

女子の心をへし折るような言葉が聞こえた。

しかし、これで折れないのも、また女子の強い心

「ナルトアンタに少し話があるの！
デートしてあげるからちょっと付き合いなさいよ！」

そんな二人の様子を見つめながら、紙を風で飛ばす。

なかなか面白いもんだ…チャラにしてやるかな…

「…あら、えらく機嫌が良いようですね」

「ハナヅキ…！まあな」

風が撫でるように優しく吹いた…