【あんスタ】女王様系男子【男主】

お仕置13回目 ページ14

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『随分早いんだね。待たせたかな？』




薫「俺もさっき来たところだよ。行こうか」









余裕を持って来たけど
相手を待たせないなんて流石というかなんというか



レッスンにもこれくらい意欲的だといいんだけど…
まぁライブは頑張ってくれたし今日は好きにさせよう





今日は薫と出掛ける日
薫曰くデートだそう


男嫌いの彼が僕をしつこくデートに誘うなんてね
"ご褒美"として誘いを受けたけど
彼は本当に変わってる


キスをねだる人のほうが多いからね
別に構わないけれど








『どこに行くの？』




薫「まずは＿＿＿」









.







『……』



薫「どうしたの？そんなに見つめられると照れるな〜」



『かっこいいと思ってね』




薫「…え？かっこいいって言った！？
嘘じゃないよね！？」



『嘘じゃないよ。今日僕をエスコートしてくれたことも
この間のライブもかっこ良かった』








女の子扱いされたけど
僕を思ってのことだし


純粋に
自然と相手を気遣う彼をかっこいいと思った







今だって車道側を歩いて僕を送ってくれている




レッスンはサボりがちで
すぐ女の子とデートに行ってしまう薫



でも本当はメンバーを大切に思っていて
女の子と遊ぶのも
ただ温もりがほしいだけだって知っている






意外と初心で純粋なこともね



ほら、今だって手を繋いだだけで照れるんだから
こういうところは可愛いと思ってしまうけど









『ここまでで大丈夫だよ。ありがとう』



薫「そっか…」



『また頑張ったら、ね？』



薫「…！うん」



『じゃあまた学校でね』









背を向けて歩き出そうとしたとき

ふいに手を掴まれ
頬に一瞬のぬくもり








『ふふっ』



薫「な、なんで笑うの？結構頑張ったのに！」



『いや、口にしないあたり薫らしいと思って』








デートでのかっこ良さはどこにいったのか
目の前にいる彼が可愛く見えてきた








『お返し』







そう言って頬にキスをすると
途端に顔を赤らめて俯く薫


…もう少しだけ居ようかな









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さくなさんのリクエスト
〔薫くんとデート〕でした！
リクエスト通りでなかったらすみませんm(_ _)m

ありがとうございました(*^^*)

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