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またこの二人かと思いながら、見慣れすぎた名簿を並べた。

朔間零。八坂遊凛。

いつもあんずが先生に頼まれるのは同じ内容だった。

「こいつら授業に全然でないんだよ。連れてきてくれるか?」

また同じセリフ、佐賀美先生は本気でこの人たちが授業に出ると思ってるんだろうか。

ため息半分。呼びかけをするのすらやめたらプロデュース科としての仕事もしてないことになるよなって。自分に言い聞かせて軽音部の部室の扉を開ける。

部室にノックなんて必要あるかどうかは、別として、あんずはいつもノックをしていた。

ただ今日はなんか、この二人のやる気のなさにイラついてノックを忘れてしまった。



扉の先。

「っ……零、まてって、」

半裸の遊凛先輩と普段の柔らかい雰囲気の消えた朔間先輩。

一度触れ合った唇が離れてもう一度重なる。

制服がはだけていく。

そして遊凛先輩と視線が合う。朔間先輩を突き飛ばして。

「ヤベ、見た?あんずちゃん。」

ハハって乾いた笑いが3人しかいない軽音部の部室によく響いた。


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主人公:八坂遊凛






.執筆状態:更新停止中














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りぃ - このお話、前編からずっと応援してます!文章とかもすごく綺麗で大好きです!!更新楽しみに待ってます! (2020年6月18日 0時) (レス) id: 11355edf2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:eit | 作成日時:2020年5月4日 3時

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