夢の中で君と…

6種類の結果パターン

今日は誰やろなぁ？さぁ、夢の世界へご招待や！ｂｙ白石 - 2024年5月1日

目を閉じると私は深い眠りに落ちていった。
そこで出会ったのは…。

「よぉ、YOU」


伊達の丸眼鏡をした男。
忍足侑士。
一瞬であの変態だと分かり、逃げようとするも行き先をはばかられた。


「逃げようったって無駄やで。白石に無駄、省いてもらおか？」


相手の笑みには妖笑が伺えた。
此処は大人しくするが勝ちだ。


「そんなことされなくても大人しくするもん」


私はニコッと笑った。
変態の顔はすぐにいつもの笑みに戻った。


「ええ子や。流石俺の女」


「違うよ！！何で変態の女にならなくちゃいけないの！」


「誰が変態やって？白石の口癖のほうが普通に変態やろ」


さっきから白石さんがよく出てくるんだけど？
何か根に持ってるの、この人？


「１人しかいないでしょ。私の目の前にいる貴方です！」


変態は心底驚いたかのように目を見開いた。
でも、すぐに目を閉じて真剣な眼差しで私を見つめてきた。


「俺のこと、嫌いか？」


「嫌い」


「何で？」


「変態だもん」


「ええやん、自分だけの変態なら。な？」


「…っ//」


「かわええで」


そっと頬に冷たい指先が触れた。


「そろそろ時間や。またな、YOU」


そう言って変態は消えた。

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