【黒バス】素行不良が緑髪のお姉さんに恋をする話【高尾和成】 (ページ3)

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一話　最低ヤローページ3

「んじゃマックいこーぜ、腹へった」

「ん、おっけー」

彼女は美由ちゃんっていう子で、性格がちょっとキツイ女の子。
顔は可愛いけど…前の彼女ほうがよかったな。
まぁスタイルがいいから気に入ったのが先週で、
そんな矢先にタイミングよく告白されたのですぐさまオーケーした。

体の愛称はいいんだけど、彼女としてはまずまずってとこ。

あぁ、もうわかってるかもしんねーけど、
俺は女遊びが激しい最低ヤロー。…って、言われてる。自分で言ってるわけじゃない。
うん、そう言われてるけど、そんなことはとっくに自覚してる。

でもさ、

人生は一回だけなんだぜ？楽しまなきゃソンだろ。
つまり今俺はめいっぱい楽しんでる最中ってわけよ。

「ちょっとー和成ぃ、話きいてるのー？？」

「え？あぁ、ワリーワリー、考え事ー」

「ひっどー、じゃぁ聞いてなかったってことじゃんー！」

「ごめんって、」

そうこうしているうちに美由ちゃんがプンプン怒り始めた。
やべ、ご機嫌取りしなｋ…

――ドンッ、
「！！っと…、すんませんー」

前を見ていなかったせいで、灰色の髪をした男にぶつかってしまった。胸倉をぐいと引かれる。

「おいどこに目ェつけてんだよ、テメェの顔についた目ん玉はお飾りか？あ？」

「あは、すんませんしたー」

―――…うわ、めんどくさいことになった。

そう思いつつも、とりあえずモラルのある俺は
もう一度あやまっておく。うわ、やべぇ俺超いい子。けど、

「あァ？きこえねーな。もっと大きな声でいえっつーの」

目だけじゃなく口もお飾りなんでちゅかー？(笑)

なんて腹立つ顔でいわれたから、さすがにカチンときた。
ので、俺の胸倉をつかんでいたそいつの腕をつかみ、そのまま足払いをして大きく横に投げた。

ダァンッ!!!

痛々しい音がひびわたり、その直後。
状況が理解できていないという顔をしていたソイツの表情は苦痛に歪む。

「～～～ッ!!!!」

「よっわ。その程度で喧嘩ふっかけてきてんじゃねーよ、ばーか。」

最後に地面で悶え苦しむそいつをうしろに、その場をあとにした。
さて、デート続行すっか。