ぬらりひょんの孫娘、怖い ページ46
美華side
「ここが例の山……」
「随分と荒れてんな」
山の入り口にある鳥居をくぐり、山を進む美華とイタク。
「ごめんね、呼び出しちゃって」
「…お前がヤバイって言う相手ほっとけねぇべ」
少し赤い頬をポリポリとかくイタクに美華は内心クスクスと笑う。相変わらず優しいのだな、と。
「晴れてよかったわ。木々から漏れる光がきれい」
「……」
手を目の前にかざす。今は人間の姿だが力が使えないわけではない。結界輪は人間であるはずの秋乃宮の力であるから。
「……イタク。あんたに大事な人はいる？」
これはちょっとした不安から来た。これから自分が進む先への確証が欲しかった。
「何訊いてんだ？」
「……少し、不安なの。イタクだから言うよ？怒らないでね、もう決めてるから。
私は、大事な人たちを欺き、憎まないといけない。そうしないと、私は役目が果たせないから。けど、それがまだ怖い」
ぽつぽつ、と語る。もし、あの方を正すことが出来た。その後、私はどうするのだろう。帰る？彼らは優しいから、出来るかもしれない。けれど。
「相変わらず年相応じゃねぇなぁ。何を果たそうとしてんのかは知らんけど、終わった後、謝ればいいだろ？大事な人たちに」
大事な人たちに謝って、また、あの暖かな光に包まれて、父さんも治って、皆で……。
その未来のなかに、なぜか、仏頂面で私の頭を撫でる竜二がいて、無性に顔に熱が集まる。
『私』が好きなのはあの方のはず。だからこそ、元の優しい方に戻したい。
まだ熱い顔の熱をぱたぱたと手で扇ぐ。はて、なんだろう、無性に恥ずかしいしドキドキする。
「……美華、お前、まさか……」
イタクが意外そうな顔をしてこちらを見る。何？と返そうとしたときだった。
『新タナ贄！極上ノ！！』
「「？！」」
まるで、複数の人の声を重ねたようなひしゃげた声が聞こえ、美華とイタクは声の方向を向いた。
――――
更新してなくてほんっとすいませんor2
おやおやおや？なんだか夢主ちゃんの竜二くんへの意識が……( ´,_ゝ`)ﾌﾟｯ
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宵華 - 今のはPC様だお (2017年2月24日 16時) (
レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - スマホgetしたからログインしたお（＾＾＊） (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» ド、ドンマイうん無理って言われたら泣きたくなるよね…((焦 (2016年7月24日 16時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - 刹那さん» 父のパソコンだから、無理、って言われた・・・(泣)更新したよ・・・。夢主出てこなさすぎで焦ったよ。 (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» えっ?いいの?ならそうさせて貰うね!そっかでも私家族に内緒でやってるけど… (2016年7月19日 20時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵華 | 作成日時：2016年4月17日 17時
