ぬらりひょんの孫娘、中学卒業。 ページ14
竜二side
「・・・ーーー今、たくさんの思い出と感謝を心に秘めて、私たちは卒業します。今まで見守ってくださった、たくさんの方々、本当にありがとうございました。・・・卒業生代表・三年C組花開院美華。」
おそらく最後になるであろう制服を着て、登壇している美華。彼女は三年間ずっと成績学年トップであったため、祝辞を読んでいる。
光りに包まれて優しい声音で読み進めていく美華に多くの卒業生や在校生が涙を堪えていた。
「・・・。」
そういえば、初めて美華に会った時は何でこんな半妖と、なんて嫌悪感むき出しにしていたけど、オレは好きになっちまったんだなあと自分らしくもない考えが浮かんでくる。
ぼーっとしているうちに式が終わった。
写真なんかオレは嫌いだ。何故か自問自答しなければいけない気分になる。
けど、
「竜二、みんな待ってるよ。」
「秋房。」
「竜二は照れ屋だから写真苦手だものね。」
「・・・母さん、何言ってんですか。」
「ふぉふぉふぉ。竜二、涙目だのお。」
「黙れ狸爺。」
青空の中、手を振る家族。
「・・・わっ!!!!」
「・・・美華。」
後ろからいきなり出てきたのはさっきまでクラスの奴らにもみくちゃにされていた美華。・・・何でボタン全部ないんだよ。
すっと手を出される。
「・・・なんだよ。」
「早く行こう！みんなでとったほうが記念になるわよ！」
笑っている美華。その目は青い。妖怪時も人間時も変わらない、どこまでも見通しそうな深い色。
実際、これまでにたくさんの奴らがこいつに救われた。
こいつの優しさは強い優しさ。育てる、立ち上がらせる優しさ。
「・・・好きだ。」
「え？なにか言った？」
少し笑いながらぽそっと呟く。聞こえないだろ、周りがものすげえうるせえからな。
「・・・ふん。気のせいだろ。」
「そう？」
こいつが困るようなこ言葉は聞こえないほうがいい。
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切なく、なっただとぅ・・・？！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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宵華 - 今のはPC様だお (2017年2月24日 16時) (
レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - スマホgetしたからログインしたお（＾＾＊） (2017年2月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» ド、ドンマイうん無理って言われたら泣きたくなるよね…((焦 (2016年7月24日 16時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
宵華 - 刹那さん» 父のパソコンだから、無理、って言われた・・・(泣)更新したよ・・・。夢主出てこなさすぎで焦ったよ。 (2016年7月24日 16時) (レス) id: 2d7cf65dcd (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 宵華さん» えっ?いいの?ならそうさせて貰うね!そっかでも私家族に内緒でやってるけど… (2016年7月19日 20時) (レス) id: bac1ec816a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵華 | 作成日時：2016年4月17日 17時
