第８話 ページ12
サ「俺だって分かるよ。それに、兄さんは駄目だって。姉さんと兄さんはいっつも俺を厄介者扱いする」
ノエルはサスケに手招きをする。
タッ タッ タッ
ノエルの手がサスケに伸びる。
ナデナデ
ノエルの手は、サスケの頭を優しく撫でた。
サ「ッ...///」
ノ「ごめんねサスケ...また今度ね...」
サスケの頭に手を置いたまま言った。
サスケの頭から手を離したノエルは、神妙な表情をしていた。
その後表情は戻り、その場に立つ。
ノ「今日はサスケに構っている暇が無い」
コツ コツ
そう言うと、外に出ようする。
サ「いっつもいっつも“ごめんねサスケ”って、頭撫でるばかりで、それに“今日は”...っていっつも見てくれないクセに」
ガラガラ
タッ タッ タッ タッ タッ
ガラガラ ガラガラ ピシャッ
ノエルは外に出ていった。
*****
〜うちは一族抹殺事件 決行後〜
＿＿うちは一族 集落
タッ タッ タッ タッ タッ タッ
サ「だいぶ遅くなっちゃったな...」
タッ タッ タッ タッ
そのサスケの姿を満月を背後に、写輪眼で電柱から見下ろすノエル。
タッ タッ
サスケは足を止め、電柱の上を見る。
サ「(何だ？今誰かいたような気が...)」
サ「ッ！！」
何かに気づいた。
サ「(明かりが...まだ寝るような時間じゃないのに)」
タッ タッ タッ タッ ズシャーア
サ「これは...」
そこで見たのは＿＿＿＿
クナイで心臓を刺され、倒れているうちは一族の者たち。建物や塀に刺さっているクナイや手裏剣...など。誰が見ても、あまりにも残酷な光景が広がっていた...。
サ「何だよこれ？」
タッ タッ タッ タッ タッ
その光景は、そこだけではなかった...。
サ「(何なんだよいったい？)」
タッ タッ タッ タッ タッ
サ「ッ...」
何かに気づき、再び止まる。
そこには＿＿＿＿
サ「(おじさん...おばさん...)」
三姉弟共々お世話になった、おじさんとおじさんが倒れていた。
サ「父さん！母さん！」
＿＿三姉弟の家
タッ タッ
ガラガラ ガラガラ ピシャッ
家の中は、異様に静まり返っていた。
タッ タッ
家の中に入る。
サ「父さん！母さん！」
サ「いないの？」
警戒しながら靴を脱ぎ肩掛け鞄を置き、家に上がる。
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紅暁武(プロフ) - コメントありがとうございます！頭をフル回転させて話を考えています。完結までよろしくお願いしますm(__)m (2018年1月18日 18時) (
レス) id: 0baae86048 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴(プロフ) - いい話過ぎて・・・涙がぁぁぁ！！頑張って下さいぃぃぃ〜・・・！ (2018年1月18日 18時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅暁武 | 作成日時：2017年9月24日 20時
