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#5 ページ7

「あっじゃっじゃあ一緒に食べる!?!?」


というえふびーの一言から始まった晩餐会(コンビニ前)。

食べだしたのはいいけど誰も喋らない。

やっぱりあのきっくん言われてる人からの方が良かったかなぁ……

「あの…俺と友達になったこと後悔してない?」

「えぇえ!?してないしてない!!ななななんで!?!?」

いや、うん、後悔はしてない。

…それは間違ってない。嘘じゃない…はず。

「俺全然喋れないしさーぁ…

つまんないかなーと思って」

「んんん…なるほど……」

なんと答えるのが正解だろうか…

「正直に答えてくれていいよ、別に正解なんかないし」

「えっ!?」

「そんな顔してた」

ちょっと笑ってこっち向いてくるえふびー。

あれ…待って…補正かかってくるからヤメテ……

「うんーいや、私も全然男の子とか慣れてなくて喋れないから…お互い様?ってことでまぁ…

今から頑張るわ、うん!」

私も負けじと(引きつってはいるが)笑顔をえふびーに向ける。

「……ふはっ

そだなー、俺もバンガル!」



「………?噛んだ?」

「がん、ばる、ハイ。」

「アッッハ!」

「ごめん、俺よく噛むからあんま喋りたくなかったんだよね。かっこ悪いとこ見せたくなくて…」

ちょっとフェードアウトしてくえふびーの声。

なんだ、そんなこと。

「むしろいいとこじゃないの?面白いし。

私の中で面白いって最高の長所なんだけどなぁ」

「えっ……ホント?じゃあ…いっか…ハハハ」

「あーそうじゃん、私えふびーのいい所探すよ。

んで逐一報告するね。これで話のネタできた」

「ええ待って!?おれもそうする!!桐生さんのいいとこ探す!」

そんなこんなでちょっと仲良し度上がった私ら。

ちょっと、いやかなり嬉しい。

勉強も捗りそうだわ。

まあでも一緒に喋れんのもあと2,3週間だけだけどね…

「あと趣味とかも合えば楽しいよねー。なんかある?」

「あっ俺曲つくっ………

…つく………」

「…ん?どした?曲?」

急に自信なくしだした。何!?

「いや、なんでもない……」

えぇえ…!?

今いい感じじゃなかった…!?

「そうだ、ぴ、ピザ!ピザの話しよ!!」

「お、おう…」

今日の収穫。

えふびーは不思議すぎる人。

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作者名:くうはく | 作成日時:2017年12月28日 1時

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