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「あっじゃっじゃあ一緒に食べる!?!?」
というえふびーの一言から始まった晩餐会(コンビニ前)。
食べだしたのはいいけど誰も喋らない。
やっぱりあのきっくん言われてる人からの方が良かったかなぁ……
「あの…俺と友達になったこと後悔してない?」
「えぇえ!?してないしてない!!ななななんで!?!?」
いや、うん、後悔はしてない。
…それは間違ってない。嘘じゃない…はず。
「俺全然喋れないしさーぁ…
つまんないかなーと思って」
「んんん…なるほど……」
なんと答えるのが正解だろうか…
「正直に答えてくれていいよ、別に正解なんかないし」
「えっ!?」
「そんな顔してた」
ちょっと笑ってこっち向いてくるえふびー。
あれ…待って…補正かかってくるからヤメテ……
「うんーいや、私も全然男の子とか慣れてなくて喋れないから…お互い様?ってことでまぁ…
今から頑張るわ、うん!」
私も負けじと(引きつってはいるが)笑顔をえふびーに向ける。
「……ふはっ
そだなー、俺もバンガル!」
?
「………?噛んだ?」
「がん、ばる、ハイ。」
「アッッハ!」
「ごめん、俺よく噛むからあんま喋りたくなかったんだよね。かっこ悪いとこ見せたくなくて…」
ちょっとフェードアウトしてくえふびーの声。
なんだ、そんなこと。
「むしろいいとこじゃないの?面白いし。
私の中で面白いって最高の長所なんだけどなぁ」
「えっ……ホント?じゃあ…いっか…ハハハ」
「あーそうじゃん、私えふびーのいい所探すよ。
んで逐一報告するね。これで話のネタできた」
「ええ待って!?おれもそうする!!桐生さんのいいとこ探す!」
そんなこんなでちょっと仲良し度上がった私ら。
ちょっと、いやかなり嬉しい。
勉強も捗りそうだわ。
まあでも一緒に喋れんのもあと2,3週間だけだけどね…
「あと趣味とかも合えば楽しいよねー。なんかある?」
「あっ俺曲つくっ………
…つく………」
「…ん?どした?曲?」
急に自信なくしだした。何!?
「いや、なんでもない……」
えぇえ…!?
今いい感じじゃなかった…!?
「そうだ、ぴ、ピザ!ピザの話しよ!!」
「お、おう…」
今日の収穫。
えふびーは不思議すぎる人。
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作者名:くうはく | 作成日時:2017年12月28日 1時