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ローズ「ちょ、何するんですか征十郎様っ!」
赤司「それはこちらの台詞だ!昨日、あれほどこの事は秘密だぞと言ったのに!」
シェリア「そ、そーなんですか!?申し訳ございません!!」
「……」
ポカーンと空気のように立つ私に気付いた赤司さんは、髪の毛をクシャクシャかけながらため息をついてゆっくりと口を開いた。
赤司「話を聞いたのなら仕方ない……が、これは希望であって無理に婚約者になってもらおうと思ってない」
「……」
赤司「だから、深く考えないでほしい。
というか、忘れてもらっても構わない」
「……」
赤司「……お前、ちゃんと聞いているのかコラ」
「ひ、ひいひぇまふよ……」
赤司「なら返事をしろっ!」
「ごめんなさいー」
赤司「はぁ……」
シェリア「では、私達はそろそろ戻りますね」
赤司「え、もう?」
ローズ「本当はもーっと一緒にいたいんですけど、用事があるので!!帰らせていただきます!!」
赤司「そうか、気をつけて」
シェリア「はい。では!」
二人は笑顔で軽く頭を下げて
綺麗な姿勢で背中を向けながら足早に去っていった。
「……あのさ、赤司さんは私が好きなの?」
赤司「はっ!?」
「え、違うの?」
赤司「いや、えっと、俺は恋というものが分からないから好きなのかは分からない。
……が、初めて婚約者になってほしいと思ったんだ」
「……ほほぅ」
赤司「とりあえず、ゆっくり考えて欲しい。ダメならダメだとはっきり言えよ?」
「え、いいよ?別に」
赤司「……ん?何言ってるんだい?」
「つまり、婚約者になってもいいよって事」
赤司「……は!!??」
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メイミ(プロフ) - やぁ、お久〜メイミレスwwなんか顔出せなくてごめんね!ついに新作が残メンで実は毎日きてたんだよ!新作私も作ったから暇ならきてー! (2015年4月12日 17時) (レス) id: 28a7cd3a58 (このIDを非表示/違反報告)
めいなん(´・д・)⊃□ビーエルボン - 面白いですけど、31話のメイドさんの自己紹介ではルーズなのにその後からはローズになっていました。 ローズってどこから出てきたんですか? (2015年4月12日 9時) (レス) id: 1bf8e05c63 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - ダジャレベル高いww (2015年4月9日 16時) (携帯から) (レス) id: 153ba81df2 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタ眉(プロフ) - ののんさん» わざわざありがとうございますm(_)m (2015年3月22日 11時) (レス) id: 9bdd39ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
ヘタ眉(プロフ) - 零韵-れいん-さん» はじめまして! どれもすごく面白いだなんて…ありがとうございますm(_)m 赤司くんいいですよね(o゚▽゚) 楽しく読んでくださり、ありがとうございますっ! いえ、全然上からじゃありませんよ汗 わざわざありがとうございますっ! 頑張らせていただきます! (2015年3月22日 11時) (レス) id: 9bdd39ccf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヘタ眉 | 作成日時:2015年2月27日 18時