ゲーマー、病院へ搬送されます。 ページ12
土方「おい、総悟っ!……………総悟!?」
私の腕を引いたのは沖田隊長だった。
沖田「なんでィ、テメーが呼んだんだろィ」
土方「いや呼んだけども!!!」
桐鳥「隊長!?お疲れさまです!」
隊長は珍しく微笑んで、サド王子がわざわざ来てやったんですがねィ、と言って私をその腕に閉じ込めた。
デレか、デレ期なのか。
ツンデレサド王子は私を恥ずか死にさせる気なのか!?
土方「ちょ!?何してんの!?」
沖田「労いのハグってやつでさァ」
今までで1回もされた時ないんですが。←
沖田「俺の出番無いみてぇなんで、帰っていいですかィ」
桐鳥「ちょ、どこ触ってんですか!!」
沖田「腹。」
彼の私のお腹を撫で始めた。
次の瞬間、激痛が走る。隊長の手が、傷口に触れたのだ。
桐鳥「っい」
沖田「救急車は正解でしたねィ、呼んどきやした。あんたなら絶対こうなる気がしたんでさァ」
遠くで、救急車の音がする。
頭が上がらない、とはこのことか。
その後、隊長は私を横抱きにし、救急車の音のするほうへ運んでくれた。
桐鳥「沖田隊長、」
沖田「次会うときまで病院でおとなしくしてろィ。」
桐鳥「え、でも」
沖田「仕事は近藤さんにまわしまさァ。安心して寝てろィ」
…………ごめんなさい近藤局長!
沖田「じゃあ、頼まァ。」
救急車の前まで来たら私を救急隊員に預けて、土方さんのところに行ってしまった。
桐鳥「隊長ー!!!」
声が聞こえたのか、隊長が振り返ってくれた。
桐鳥「お礼に団子奢りますね!!」
フッ、と一瞬笑ったように見えた。
沖田「じゃあ土方コノヤローにも奢ってやってくだせィ」
桐鳥「了解です!」
救急車に揺られて、病院へ移動している時
遠くで土方さんが「総悟ぉお!!」と叫んで刀を振り回しているような、そんな気がした。
ちゃんと治療して貰い、入院期間は2週間程度だ、と言い渡された。
112人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エルマロ(プロフ) - 続きが気になる… (2020年6月6日 12時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
エルマロ(プロフ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
#性別行方不明 - ご指摘ありがとうございます!!!小五郎になってましたね、申し訳ございません。 (2019年4月29日 15時) (レス) id: c7972307f2 (このIDを非表示/違反報告)
ノーマン愛してる - 小太郎です (2019年4月25日 20時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:#性別行方不明 | 作成日時:2019年3月31日 19時