赤「3ヶ月だけ付き合ってくれ!!」貴「はぃぃぃ!?」【赤司征十郎】

19.The first love ページ19

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恐る恐るドアの方に目を向ける。



そこには40代くらいの男の人が立っていた。








あぁ…あれが、

征ちゃんのお父さ「征十郎〜!!!


父さん待ちきれなくて家まで来ちゃったよ〜!!!」





「え」




ちょっと待って。


征ちゃんの言った通り、






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本当にハイテンションファザーじゃん…!!!






「…まじか」




ポカンとしながら征ちゃんのお父さんを見ると、


勢いよく征ちゃんに抱きつこうとしててよけられていた。






「ひ…久しぶり、父さん」



「1年ぶりに我が子に会えて

嬉しいよ…父さんマジ嬉しい!!」




「………。


父さん、この子が俺と付き合ってるAね」





征ちゃんはスルーしたまま

お父さんに私を紹介する。





ん？と征ちゃんのお父さんがこちらを見てきて

バッチリと目が合う。







「征ちゃんとお付き合いさせていただいている

し、白川Aです!!」



そう言いペコリとお辞儀をする。


心臓がバクバクいってはち切れそう。






征ちゃんのお父さんは

パァッと顔を光らせた。




「…この子が征十郎の彼女か!?」


「そうだよ」






すると突然、征ちゃんのお父さんが

私に抱きついてこようとしてきた。




危うく征ちゃんに腕を引っ張られて

抱きしめられなかったけど…。


今は征ちゃんに肩を抱かれている。








「父さん、

なんでも抱きつこうとする癖いい加減直してよ」






「えー、いいじゃん別に〜…

…てか征十郎にはこんな可愛い子似合わないよ‼

父さんが貰おうか⁉」


「だめ」





呆気なく征ちゃんに断られた征ちゃんのお父さんは少し拗ねていた。






なんだかその光景が面白くて、

自然と口角が上がっていた。






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