43-2 現代タケミチsaid ページ27
「黒川イザナは
「
関東事変!!
12年前の"今"起きてる事だ!!
「どっちが…」
「
「お前も知ってるだろ?」
大寿君のその言葉に失言してしまったと戸惑いの声をあげてしまった。
「……まぁいい」
「長引いた抗争はどっちが勝ったとも言えねぇ…
「トップに佐野万次郎」
「ナンバー2に稀咲鉄太」
「ナンバー3に黒川イザナ」
「市場お最悪の愚連隊が誕生した」
「(また一緒だ…)」
「(結局、稀咲は
「ん?」
「でも…そうだ…稀咲は死んだんだ」
そう顔を俯かせていると「本当に死んだのか?」と大寿君が問いかけた。
「稀咲は本当に死んだのか?」
「橘ナオト」
大寿君の視線はナオトへと向けていた。
ナオトは目線だけこちらを向けて、口を開いた。
「……タケミチ君」
「黒川イザナの事を調べました」
「黒川はどうやら警察に顔が利く」
「え?」
「黒川は予想以上の大物です」
「稀咲を"死人"にした」
「そうだろう?」
"死人"にした…?
「殺人、障害、窃盗…様々な嫌疑がかけられている稀咲を海外に逃し」
「"死体"を用意してそれを"稀咲"に偽装した」
「そんな…バカな」
「じゃあ…稀咲は…」
「生きてます」
予想外に事態に今の空間に静かになった。
「……佐野は死んじまった」
「そして、稀咲は海外」
「実質、今の
黒川イザナの写る写真を手に取る。
「こいつが…?
「なんで!?」
「なんでこんな奴が…」
「わからない、ただ…」
「佐野はイザナに龍宮寺堅以上の絶大な信頼を置いていた」
「ドラケン君より!?」
マイキー君の心とも言えたあのドラケン君より信頼してある事に驚きしかない。
「(何者なんだよ!?黒川イザナ)」
そんな時だった誰もいないはずの店にカツンカツンと靴が鳴る。
「これはこれは」
「元上司の二人が」
「コソコソと密談か?」
「くせぇな…」
「やっと見つけましたよ、"
見覚えのある二人…
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作者名:倖那 | 作成日時:2021年10月21日 20時