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21段目 乙葉side ページ22

Aが走って行ってしまったあと。
私がAの名前を叫んだ声が聞こえたみたいで、及川先輩がこちらを見た

"やばい"って顔をしながら私の方に向かってきた

及川「え…っと…」

乙葉「…あなた最低ですね」

キッと睨みつけてそう言い放つ。
及川先輩はすこし顔を顰めたが、そうだよな…と静かに呟いた

乙葉「街中でキスなんて。
よくできますね」

及川「え、ちょっと待ってよ!
あれは事故なんだって!」

乙葉「事故?
見てましたけど転んだ様子、全くなかったですよ」

及川「…Aは?」

乙葉「Aなら走っていっちゃいましたけど」

Aの走った方向を向いてそう言うと、及川先輩はAを追いかけようと走り出しそうとした

私はその腕を掴んだ

乙葉「今のアンタにAのそばにいる資格なんてない
行くな」

そう言いながらギリギリと掴んでいる手の力を強めた

及川「…なんで、お前がそんなこと言うの?」

乙葉「別の女とキスした彼氏がそばにいて、Aが落ち着くと思いますか」

及川「はぁ?」

乙葉「事故チューなのか故意なのか知りませんが、私はそう思いませんので。

絶対行かないでくださいね」

掴んでいた腕を離すと、私はAに連絡をする
するとすぐに返ってきて、駅の近くの公園だと行った


…アイツ足速くね?


携帯を鞄にしまうとその公園に向かおうと思い、及川先輩と吉川さんから離れる

及川「ちょ、どこいくの!?」

乙葉「Aのとこです」

及川「場所は!?」

乙葉「言ってどうするんですか」

及川「どうするって…誤解を解こうと…」

乙葉「だーかーら!
あんたが行ってどうするって言ってんじゃん!!

馬鹿なの!?
もしAが他の男とキスしててそれ見ちゃったらあんたどうする!?

Aがそばにいたら安心する!?落ち着ける!?」

及川「えっ…」

気付いたら大声で及川先輩に向かってそう叫んでいた

乙葉「…Aのことも考えてあげてよ
Aはあんたのおもちゃじゃないんだよ…?」

そう言うとぐっと拳を握って下を向いた及川先輩。
私はそんな及川先輩を置いてAのところへ向かった

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紗凪(プロフ) - 晴さん» 晴さん!!もう1年経ったんですか...!早い!いつもコメント本当ありがとうございます!読んでくれてありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月14日 0時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)
- このシリーズ読みはじめて1年以上は経ちましたな(-∀-´)占ツク開くことめったに無くなったけどコレだけは読み続けてます(^^)更新ファイトです!! (2017年11月13日 17時) (レス) id: c7636460b9 (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - アニメ大好きさんさん» コメントありがとうございます!!今頭フル回転させて考えています!もう少しお待ちください!!読んでくれて本当にありがとうございます! (2017年10月26日 22時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きさん - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年10月26日 18時) (レス) id: f79f2cff8d (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - black★さん» コメントありがとうございます!及川さんかわいいですよね!loveだなんて…ありがとうございます!これからもがんばります!! (2016年12月31日 15時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗凪 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年3月5日 23時

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