階段から落ちたら「彼女」の世界にいました。

16段目 ページ17

徹のいるクラスにつくと、その女の人は徹を見つけて走っていってしまう

「え、ちょっ、あっすみません！」

何故か人が多くていろんなところでぶつかって前に進めない

徹のところについたときはもう最悪だった
その女の人は徹と腕を組み、しかもそれを嫌がらない。

及川「あ、A！」

私に気付くと徹は私の方に向かってこようとする

？「え、ちょ、及川くん！
私の話終わってないでしょ！？」

及川「それ後でもよくない？
俺これからデートなんだけど」

？「デートなんていつでもできるでしょ！
私このレポート今日やるのにやり方知らなかったら出来ないじゃん！」

及川「そんなの知らないよ〜
吉川が寝てるのが悪いでしょ？」

吉川っていうんだ…この人。

及川「A、もうちょっとだけ待ってくれない？
教えたらすぐ行くから！
走る準備しとけよ！」

バチッと私に向かってウインクをする徹
少し微笑むと、すごく満足そうに笑顔になった

それをみた吉川さんは私をじっと見る

「( え、なに…？ )」

私の方が上。そう言うかのように私に少し笑って見せた

及川「〜〜ってこと！わかった？」

吉川「え、あ！ごめん！
聞いてなかったぁ、もう1回！」

及川「は？お前ほんとふざけんなし！
もぉ…ってか俺以外にもこの講習受けてた人いるじゃん！
そっちに聞いてよ！」

吉川「えー！だって及川くん私の隣じゃん！
一番聞きやすいんだもん！」

及川「そんな理由で！？」

２人はそんな言い合いを30分くらいし、徹がまた説明に入る

終わったと思ったらちょくちょく質問をして徹を帰さない

「…徹」

及川「ん！？なに？
あ、遅いよねごめんね！？」

「ううん、今日はもういいや
また今度にしない？」

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