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34段目 ページ35

及川「え、なんで…?」

「徹のいた場所はここじゃないから」

及川「え、でもこれからのこととかさ、色々考えようとしてたじゃん
あれはなんだったの?」

「…岩ちゃんがこっちにいるとは思わなかったもん」

岩泉「え、俺のせい?」

及川「本当になんでこっちきたの岩ちゃん
早く帰って」

岩泉「俺も帰りたいわ!
…どうやって落ちたんだよ」

私を真っ直ぐ見てそう言う岩ちゃん
向こうの世界へ行った時のことを思い出す

「足を滑らして落ちた」

岩泉「ってことは自分の意志じゃないってことか…」

岩ちゃんが頭を抱えて悩み始める
いいことを考えたかのように徹がパッと顔を明るくした

及川「ね、岩ちゃん
そこ立って?」

徹は私が落ちた階段の8段目に岩ちゃんを立たせると、その背中を押した

「え、徹!?」

岩ちゃんが叫び声をあげたと同時に目に直接光を浴びせられたかのような明るさに目を瞑る

再び開いた時には岩ちゃんはいなかった

「…帰ったってこと?」

及川「みたいだね
よし、俺らも帰ろっか」

「徹は?
帰らないの?」

及川「…Aさ、そんなに俺に帰ってほしい?」

話してる声は優しいのに私を見る目は冷たい
その目にゾッととし、1歩後ろに下がった

「いや、帰ってほしいとかじゃなくて…」

及川「Aが俺のことを思ってそう言ってるのは分かる
でもね、俺の気持ちもわかってほしい
俺はAと一緒にいたい」

そう言い終わった徹の顔は少し寂しそうだった

「…ごめん」

謝る私を見ると、徹は階段を降りる
そんな徹を追いかけ、私達は学校を後にした。

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紗凪(プロフ) - 晴さん» 晴さん!!もう1年経ったんですか...!早い!いつもコメント本当ありがとうございます!読んでくれてありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月14日 0時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)
- このシリーズ読みはじめて1年以上は経ちましたな(-∀-´)占ツク開くことめったに無くなったけどコレだけは読み続けてます(^^)更新ファイトです!! (2017年11月13日 17時) (レス) id: c7636460b9 (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - アニメ大好きさんさん» コメントありがとうございます!!今頭フル回転させて考えています!もう少しお待ちください!!読んでくれて本当にありがとうございます! (2017年10月26日 22時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きさん - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年10月26日 18時) (レス) id: f79f2cff8d (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - black★さん» コメントありがとうございます!及川さんかわいいですよね!loveだなんて…ありがとうございます!これからもがんばります!! (2016年12月31日 15時) (レス) id: f6db93cbe7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗凪 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年3月5日 23時

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