階段から落ちたら「彼女」の世界にいました。

30段目 ページ31

お風呂に入り終わり、ベッドの上でこれからのことを考える

向こうの世界のこととか…結婚のこととか？
結婚とかまだ早いかな？
いやでもこの歳で結婚してる人とかいるのかな？

「うーん…」

及川「A？」

「ん？」

及川「何悩んでんの？」

「別にー…」

徹はふーんといいながら冷蔵庫の中に入ってたら牛乳を飲み干す

変な牛乳の歌を歌って歯磨きを終えると、私の近くにやってきた

及川「別にAが悩むことじゃないよ？」

「…何悩んでるか知らないくせに」

及川「分かるよ

…俺のことでしょ」

「…は？」

徹は真面目な顔してそう言う

及川「今は向こうに帰る予定もないし、うちの母さんと父さんも強いからヘーキだよ」

そう言いながら私の頭を少し乱暴に撫でる
その手を掴んでじっと見る

及川「なに？」

「べっつにー」

徹の手を離し、キッチンに向かおうとする
そんな私の手を徹は引っ張り、再びベッドへと腰を下ろした

「ちょ、なにす…んっ」

私の両頬を掴んで急にキスをしてくる徹
だんだんと長くなるキスに息が持たなくなり、徹の胸を叩いた

及川「っは…」

「急になにすんの…っ」

及川「したくなったんだもん

…ダメ？」

「うっ…」

ニヤッと笑った徹の顔が再び近づく
顔が赤くなっていくのを感じながら私は目を閉じた

岩泉「ーーお熱いトコ悪いんだけど俺いるから」

「ああああああっ！」

バンッと徹の顔を平手打ちし、岩ちゃんのほうへ走っていく

岩泉「おっ、え、ちょっ…」

「忘れろおおおおお」

そう言って思い切り岩ちゃんの腹を殴った

及川「なにしてんのA！
つかなにすんの！！」

「あぁ…岩ちゃんに見られた…」

岩泉「っミゾぉ…」

その後、私は徹のベットで縮こまって寝た
起きたら２人とも床で寝ていた

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