/帰りましょう。105 ページ26
Aside
タタタッと走ってきたさつきさんに思いっきり抱きつかれた
桃「Aちゃんっ!」
あ「さつきさん…?目が赤いです。大丈夫ですか?」
桃「心配したんだから…!いきなり……いきなり消えちゃうから……!」
き、消えた……!?
一先ずさつきさんを落ち着かせてから、皆に話を聞いた
高「あーでも、その時のA可笑しかったもんな。喋りかけても微笑むだけだったし…」
紫「そうそう。首傾げてたりね〜?」
あれは話しかけてたんだ……
赤「Aは何があったんだ?」
あ「さつきさんが言ってた消えた後に、私は中庭にとんで皆さんを起こしたんだと思います。いやぁビックリしましたよ。赤司さんに続いて中に入ろうとしたら、中庭に戻るんですから…」
怖くて走り回っちゃったよ
あ「それを何回か繰り返してたら、精神的に参って入水しようかと思って噴水に身を投げました」
相「そんなに…」
あ「そしたら、なんかここにいました!結果オーライですよ!」
手をグッと握ると、赤司さんが眉を寄せていた
赤「今は大丈夫なのか?」
あ「はい、大丈夫ですよ」
そして、休憩することになった。暗い雰囲気だった体育館は少しだけ明るさを取り戻した
赤「A」
あ「あ、赤司さん」
いつのもスポバを置いているところに座っていると、赤司さんが来た
赤「隣いいかな?」
あ「どうぞ…」
隣に腰を下ろした赤司さんは、少し間を開けてから口を開いた
赤「……あの時はすまなかったね」
あ「……私に十字架を背負わせるつもりだったんですか?」
赤「ははっ、それは考えてなかったかな。ただ……」
あ「…?」
赤「Aが居なくなったら、俺は耐えられいから…俺のわがままだよ」
あ「……本当に、わがままです」
……今度はこんな悲しみに溺れないように、頑張らないと。最後の1時間だ
赤「……始めるか」
あ「あとちょっとですね!」
赤「あぁ」
微笑んだ赤司さんは、立ち上がって言った
赤「最後の1時間…始めましょう」
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悠りん @prst_965
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通りすがり - 高尾くんが死んじゃったときはボロボロ泣いちゃいました。 最後はとっても幸せそうで良かったです!! とってもいいお話をありがとうございました! (2019年10月11日 1時) (レス) id: b376688aed (このIDを非表示/違反報告)
咲 - なっ泣けたこんなに泣いたの生まれて25年初めてです! (2018年1月6日 1時) (レス) id: 86518e5421 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - すいません、91話、【秀徳】が【秀得】になってましたよ。 (2016年9月10日 5時) (レス) id: aa89b6be9e (このIDを非表示/違反報告)
碧覇(プロフ) - とても、面白く、感動的でした! 今後の赤司さんと夢主ちゃんの話が、みたいです!(ただのリクエストですが)これからも応援しています。頑張って下さい!楽しみにしております! (2016年6月28日 20時) (レス) id: 6a9e057f32 (このIDを非表示/違反報告)
乱花(プロフ) - 凄く面白かったです!赤司様大好きなのでよかったです!沢山ある展開にハラハラしながら何回も読み返しちゃいます(笑)別の作品も頑張ってください! (2016年6月25日 5時) (レス) id: accd4d12ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2016年2月20日 22時