/帰りましょう。116 ページ37
カメラの前に皆で並ぶ。黄瀬と桃井が何かを言い合っているから声をかけた
赤「カメラになにか問題でもあるのか…?」
桃「それが……」
黄「セルフ機能が壊れてるのか分からないんスけど、使えないんス。普通に写真は撮れるんスけど……」
そう言いながら、黄瀬がボタンを押すとカシャッと音が鳴った
桃「参ったなぁ。これじゃあ、撮れないよ…」
桃井が困ったようにため息をついた
?「私が撮ろうか?」
俺の隣からの声に、皆が驚いてそちらを向いた
?「セルフタイマー壊れてるんでしょ?折角の黒子さんの誕生日なのに勿体ない…ね?赤司さん」
赤「っ…ぁ……A…?」
あ「うん。お久しぶり…赤司さん…皆さんも……ずっと、会いたかった…」
体が勝手に動いて、気がついたらAを抱きしめていた
赤「俺も……会いたかったっ…」
温かい。ちゃんと、俺の中にAがいる…
Aを離すと、今度は桃井が抱きついた
桃「Aちゃん!」
あ「さつきさん!」
桃「でも、どうして……Aちゃんは、その…」
あ「私も驚いたよ?だって、私と皆さんが住む世界が違うから…でも、朝起きたら皆さんの世界だと気づいて……それに、今日は黒子さんの誕生日だから、もしかしたらストバスのコートにいると思って…」
思わず来ちゃったと照れたように笑ったA
あ「高尾さん。ちゃんと、約束は守るよ。黄瀬さんも!」
高「ったりめーだっての」
黄「そうっスよ!」
高尾と黄瀬が、Aの肩を軽く叩いた
青「つか、オメー敬語抜けてね?」
火「そう言えば…癖かと思ってたけどよ」
緑「敬語を抜くのなら、呼び捨てで構わないのだよ」
あ「敬語はなんとなく…かな」
紫「変な感じ〜」
あ「そうですか?紫原さん」
紫「んー?しっくりくるけど、やっぱりやだ。Aちんは、敬語なし〜」
あ「あははっ、分かった」
黒「Aさん」
あ「…黒子…君」
黒子がAの前に立った
黒「また会えて嬉しいです。もう少し、お話したいのですが、ここは譲らないといけないみたいです」
赤「…!」
黒「それで、今から火神君のお家で僕の誕生日会を開いてくれるそうなので、よかったら一緒に来ませんか?」
あ「わぁ!行く!皆さんに会いたい!」
パァッと顔を明るくさせたAに黒子は微笑みながら頷いた
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通りすがり - 高尾くんが死んじゃったときはボロボロ泣いちゃいました。 最後はとっても幸せそうで良かったです!! とってもいいお話をありがとうございました! (2019年10月11日 1時) (レス) id: b376688aed (このIDを非表示/違反報告)
咲 - なっ泣けたこんなに泣いたの生まれて25年初めてです! (2018年1月6日 1時) (レス) id: 86518e5421 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - すいません、91話、【秀徳】が【秀得】になってましたよ。 (2016年9月10日 5時) (レス) id: aa89b6be9e (このIDを非表示/違反報告)
碧覇(プロフ) - とても、面白く、感動的でした! 今後の赤司さんと夢主ちゃんの話が、みたいです!(ただのリクエストですが)これからも応援しています。頑張って下さい!楽しみにしております! (2016年6月28日 20時) (レス) id: 6a9e057f32 (このIDを非表示/違反報告)
乱花(プロフ) - 凄く面白かったです!赤司様大好きなのでよかったです!沢山ある展開にハラハラしながら何回も読み返しちゃいます(笑)別の作品も頑張ってください! (2016年6月25日 5時) (レス) id: accd4d12ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2016年2月20日 22時