/23話「お互い様で、安心して」 ページ25
あ「…んっ……」
目を開けると、オレンジ色のテントの天井の布が映った
あ……寝てたんd……
あ「っ/////」
赤「……ス-…ス-…」
起きようと横を向いた瞬間に、征のドアップの顔があった
口をパクパクとさせて何かを言おうとするが、相当驚いたのか何も言えない
赤「……っ……ぁ……起きたか」
征は寝ぼけてるのか、ふにゃっと微笑んだ
あ「ぇ…あ……お、おはよ/////」
ガバッと起き上がって、征から離れたのがいけなかったのか、目眩がして倒れそうになった
あ「っ……!」
赤「…っと……いきなり立ち上がるからだ」
ポフッと征の胸に倒れ込んだ。上から「はぁ…」とため息が聞こえた
赤「すまないね。俺も一緒に寝てしまっていたようだ」
あ「ううん、ありがとう」
征から、離れようとするとギュゥと強く抱きしめられた
あ「せっ、征!?/////」
赤「お前がっ……お前がどこかに行く気がした……“また“、独りになるかと思った……」
また……?
赤「……Aは……いなくならないよな……?」
顔をあげると悲しそうな目とあった
あ「…うん、いなくならいよ……大丈夫、だから……」
そんな顔しないで……
おずおずと征の背中に腕をまわして抱きしめ返した
征に何があったかは知らないけど、私にはこうすることしか出来ないから……
赤司side
小さな俺の主人を抱きしめる
今は、不安で不安で仕方なかった
あの時の、冷たい目。本当にAかと疑った……
「いなくならないよ」と言って、抱きしめ返してくれたAを、もう一度強く抱きしめる
折れてしまうんじゃないかと思うくらいに、細くて小さな身体
それでも、凄く安心した
赤「……暖かい……」
肩に顔を埋めると「くすぐったいよ」と言って、Aは、身をよじった
あ「ねぇ、征。聞いてくれる?」
赤「…なんだ?」
あ「さっきのね、本当は……私が来た時にはカマグマ死んでたの……それで、ウルーウルフが私を襲った時の記憶がない……」
赤「っ……」
あ「もしかしたら……私が?ってなって……ないとは思うんだけど、不安で……」
「でもね……」と言って、Aは顔をあげた
あ「征に、こうしてもらうと落ち着いたんだ……安心する……」
へへ、と笑うAを見て、心がドクンと脈打った気がした
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悠りん(プロフ) - セイリン大好きさん» 返信遅れてスミマセン!番外編になってしまいますが……;それにしても、いいチョイスですね!w (2015年7月1日 12時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
セイリン大好き - 降旗、河原、福田を出してください!! (2015年6月9日 17時) (レス) id: 6393de1946 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - 永詠さん» 大好きなんですね、本当にw (2015年6月7日 9時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
永詠(プロフ) - 悠りんさん» こたこたこたこたこたこたk(殴 (2015年6月5日 17時) (レス) id: d70420e494 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - 和凛/和美さん» (`・ω・´)ゞビシッ!! (2015年6月5日 16時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年5月20日 15時