回想 ページ8
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私とおそ松たち六つ子は、まだ小学生にもなっていない頃からの幼なじみだ。
おまけに、小・中・高とずっと同じ学校。
その間、私たちはずっといい友達だった。
松野家の6人と私というメンバーは、とても居心地がよかった。
私はよく松野家に遊びに行って、まるで第2の我が家のようだと思っていたし、
逆に六つ子たちが私の家に来ることもあった。
高校を卒業して、私は地元から離れた大学に進学したけど、おそ松たちは全員地元に残った。
このときが初めて私たちが離れたときだ。
でもそのときだって、私はよく帰省していた。そしてそのときはいつも松野家にも行っていた。
私とおそ松が、こんな関係になったのは、そのときのことだ。
夏に帰省したとき、私がいつものように松野家を訪れたると、おそ松しかいなかった。
そのとき2人で何の話をしたのか、私は忘れてしまった。
ただ覚えているのは、おそ松が私の頰に触れたこと。
そのまま自然に、唇を重ねて、身体も重ねたこと。
そして…全てが終わってからの会話だけ。
その後も帰省したときは他の家族がいないときを見計らって、私たちは体を重ねた。
そして数年前、私は就職のためにここに戻ってきて、また学生の頃のように、頻繁に松野家に行くようになった。
あの頃と変わったことはただ一つ。
おそ松と私がセ フレになったことだ。
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作者名:真由香 | 作成日時:2018年2月24日 16時