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確かに、このところ忙しくてオシャレとかしてないけど、おそ松に言えたことじゃないじゃん！
「しーかーも」と言いながら私は服をたぐり寄せた。
「モテてるかもしれないじゃん。彼氏作ってないだけだし！」
「へーへー。俺シャワー浴びてくる」
そう言っておそ松は立ち上がった。
「早くしないとみんな帰ってくるよー。」
部屋を出て行くおそ松の背中に声をかけて、私はため息をついた。
(モテないよ、か……)
モテなくたっていいのに。
私は、おそ松に好きになってほしいのに。
おそ松さえいれば、他の誰にも、好かれなくていいくらいなのに。
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作者名：真由香 | 作成日時：2018年2月24日 16時
