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恋人じゃない2人 ページ2
「ん…はあっ」
静かな部屋に、2人の吐息だけが響く。
「…っ」
全てが終わったあと、おそ松がゴロンと転がった。
「A〜、大丈夫？もっかいする？？」
「ええっ？やだ〜」
こんなことしてるけど、私達は恋人じゃない。いわゆるセ フレだ。
「なんで」
「もうすぐみんな帰ってくるから！」
しかもホテルでもない。おそ松の家だ。
いつかバレるんじゃないかと思ってる。
「てかさー、なんでタイツの上に靴下履くの？脱がせにくいんだけどー。」
「寒いんだもん！しかも靴から見えない長さだし…。」
文句の多いおそ松に言い返したけど、ふっと思い出した。
「そういえば、タイツの上に靴下って男ウケ悪いんだっけ」
「そうそう！オレ今までAVでもエ ロ本でも見たことないもん！！」
「……。」
恋人同士なら、した後にこんな会話しないんだろうな。てゆうか常にしないだろうな。
呆れ顔でおそ松を見ていると、おそ松はタバコに手を伸ばしながら言った。
「そーゆーとこだよー？モテないよ？」
「女の子の前でAVとかエ ロ本とか言っちゃう人に言われたくない！」
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作者名：真由香 | 作成日時：2018年2月24日 16時
