六振目「いざ、刀剣修復」 ページ8
貴「こんのすけ…今までどこに居たの?」
こ「…申し訳ありません、審神者様と鶴丸様が無事鍛刀部屋に辿り着くまでこの身を隠しておりました…」
…まぁ、そうだよね、斬られたくないもんね、仕方ないか…
貴「…まぁそれは置いといて、こんのすけ、刀剣の修復法って…?」
こ「はい!まずはですね…」
つまり…こんのすけの説明はこう。
普通に鍛刀する要領でその過程というか、鍛刀する素材としてその折れた刀剣の破片を使う
そしてその折れた破片にまだ付喪神が宿っているのであれば、新たに打ち直した刀にその付喪神の魂が移され、再度顕現が可能になる、というものだった。
だが、それは膨大な霊力が必要らしく、大抵の審神者は修復しようと試みて霊力が足りず、酷いものでは霊力が底を尽き審神者を殉職する者も少なくないと言う。
けれど私程の霊力量であれば、恐らく可能である、とのこと。
まぁ詳しい事はやってみなければ分からないということらしい。
なら悩む暇は無い、死んでも構うものか、私は、私は何がなんでもこの短刀を救う、直してみせる、それが私の人生に課せられた、絶対に成し遂げなければならない事だから。
そっと破片を手に炉へ近寄ると、小さな妖精?が寄ってきた
貴「えっえ、な、なに…!?」
こ「鍛刀を行ってくれる妖精にございます!ですが…此度の刀剣は審神者様の打った刀剣…やはり審神者様自身が再度お打ちになるのがよろしいでしょう、妖精様、そういう事ですので、今回は審神者様のお手伝いに回って頂けるでしょうか?」
こんのすけが妖精に頼むと、妖精は任せとけ!という表情で胸を張ってみせる、可愛い。
こうして、私の愛刀の長い長い修復作業が始まった…
〜〜〜〜〜
ここで作者登場((
この時点で意味不明な点多いですよね、夢主さんの持ち歩く小袋の中身とその中身のエピソードは出せましたけどそれと刃物恐怖症がどう繋がるんだ?と思う方もいらっしゃるかと思うので、簡単にご説明致します。
まぁ、要は夢主さんが刃物を怖がり、嫌う訳はですね
昔は夢主さんは刀大好きで沢山刀打ってた
けどある日その打った刀、愛刀諸共全部見知らぬ奴からの一方的な嫉妬でへし折られた
それを夢主さんは自分が腑甲斐無いせいでもっと大切にしておかなかったから折られてしまったと責めてしまう
それ以来夢主さんは刀を打つ事が怖くなってしまいそれは日を増す事に悪化、恐怖症にまで発展してしまったということです
わかりにくくてごめんなさい…()
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作者名:蝉時雨 | 作成日時:2019年9月15日 15時