頼むから勉強させろ［番外編］【朔間凛月】 (ページ22)

今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:21,352 hit

・ページ22

※すんごく今更ですが、私はモデル業に関しては無知です、思っくそ無知です
オマケに私の理想と妄想を詰め込んでいるので話の疎密の差が酷いです
「そんなんじゃねえアホ」と思っても暖かい目で見守ってください_(┐「ε:)_

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

怒涛の稽古(withせないず先輩)や打ち合わせを終え、

ついに迎えた撮影当日。

「あー…ごめん、もうちょっと自然に笑えない？」

『……笑ってる、んですが…』

「引き攣りすぎててチークが塗りにくいのよねぇ…

あとAちゃん、ちゃんと寝た？隈酷いよ？」

『元からこんなんなんですけど…』

「つくづく謎ね。」

『何がです？』

「トップモデルの1人である瀬名くんが勧めてくる女子がいざ会ってみたらこんな地味な子なのかって私はびっくりしてるのよ。」

『あっはは、文句はせないず先輩に、全部、まとめて、どうぞ。』

「文句じゃなくて感想よ。」

メイクさんはなかなかの毒舌だった。

私だって納得してねえわクソ(口悪い)。

「…でもねぇ、Aちゃん。これだけは覚えておいて。」

『はい？』

「地味っていうのはね、1つ何かを足すと華が咲くものなのよ。

私はナチュラルメイクが特に得意なの。そしてあなたは絵に描いたような地味顔。

コンビネーションは最高よ。」

＿＿＿＿＿私のメイクで、生まれ変わりなさい。

そう言いながらブラシを構えるメイクさんが、なぜかとても輝いて見えた。(サラッと酷いこと言われた気がするけど。だいぶ酷いこと言われたけど。)