第四十三話 ページ48
貴「・・・いい天気だな。」
団子を頬張りながら、雲ひとつない空を見上げる。
久しぶりに休みを取り、甘味屋で一日潰すつもりだった。
男鬼を殺してから、一週間経ったが町は未だその話題で持ちきりだった。
殺した奴は大男だったとか、相手も鬼だったとか誰が流したのかわからないデマばかりだった。
あの少女も知っているんだろうか。
一度会ったきりの彼女を未だ忘れられずにいた。
初めて会ったはずなのに、初めてではないようなそんななにかを感じた。
あの子となら仲良くなれるだろうか。
チリン――
そんな想いを巡らせていた時、ふと、騒がしい街の中から鈴の音がひとつ聞こえた気がした。
まぁ、鈴なんて鳴っていても可笑しくは無いのだが、何故か鈴の音が鳴った場所に行ってみたくなった。
どうせ、このあとも予定なんか入っていないのだ。
私は、吸い込まれるように鈴の音の出処へ足を勧めた。
―――たどり着いたのはあの神社だった。
貴「なんでまたこんなところに・・・」
町とは離れたところにある神社なのに、やけにはっきりと鈴の音が聞こえたものだ。
普通に考えてみればおかしな話だが、その時はそんなことどうでもよかった。
それより驚くべき光景が目の前にあったのだから。
貴「あ・・・」
あの子が座っていた。
お久しぶりです。
お待たせいたしました<(_ _)>
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百目鬼(プロフ) - 沓名さん» ありがとう! (2014年7月22日 22時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
沓名(プロフ) - 分かりやすくまとめてくれてありがと! 更新がゆっくりでも待ってるから大丈夫だよ(^^)/ 頑張ってね♪ (2014年6月9日 0時) (レス) id: 8dd220fc52 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 月夜桜さん» ありがとう☆ 学校に包帯巻いてドヤ顔で登校してきた君に言われるとは光栄だよ☆ (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
百目鬼(プロフ) - 玲音さん» wwwだしょ? 頑張るっす(`・ω・´) (2014年6月8日 21時) (レス) id: ba2c7dd8f3 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜(プロフ) - 人のこと言えない中ニっぷりだね!(^ω^) (2014年6月8日 20時) (レス) id: be8b5973b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雷々 | 作者ホームページ:http://nekomoti
作成日時:2014年4月23日 0時