18話 ページ19
ひなたside
持ってきたリンゴをシャリシャリと音をたてながら膨れっ面で食べているA。
目の下には隈があり、顔も青ざめているように見えた。
ゆ「ってことで質問。…その病気って俺達に黙っていきなり引っ越したことに関係してるの？」
「……してるよ。この街から遠くにある総合病院で入院することになったの。まぁ、二人に言うほどの事でもないと思ったから……」
ゆ「言うほどの事でもあるから！」
ひ「そうそう。あの時、遊びにいったら通りかかった近所のおばさんに「昨日引っ越したわよ〜」って言われてびっくりしたんだから〜」
「………ぅ。」
困った顔で髪の毛の先をいじるのは反省してる証拠。流石に昔からの中だから癖は分かる。
ひ「…じゃあ、前に授業に遅れそうになって走ったのってダメだった？」
「……あの時はまだ体調良い方だったから…別に………」
ゆ「待って。兄貴？授業に遅れそうになったって？」
ひ「……ちょっとね〜。ね、A」
「……私、知らない。」
うー。ゆうた君の無言の威圧怖い！
ひ「ちょっと朔間先輩に呼ばれてたの〜」
ゆ「…朔間先輩？」
ひ「そうそう。そしたらばったりAと会ったの。そこで話してたら予鈴がなって〜」
ゆ「……。ま、兄貴がフラフラしてることなんて日常茶飯事だけど」
はぁ〜と肩を落とすゆうた君。別に怒ってないんだろうけどねぇ。
「……ねぇ、前にも言ってたけど…朔間先輩って誰？」
ゆ「朔間先輩は軽音部の部長だよ。」
ひ「気になるなら、元気になったら今度軽音部に来る？」
「……うん」
ひ「にっしし〜！良かった！」
チラリと時計をみると8時を過ぎていた。
ひ「…さてっと。長居しちゃったし、そろそろ帰ろ。ゆうた君。」
ゆ「うん。病人も休まないと……ね。」
「……休ませてくれなかったのは何処のどいつ難だろ。」
ひ「ごめんごめん！」
ゆ「そういえば、あんずさんが冷蔵庫にいれてると思うけど、お見舞いにケーキ買ったから早めに。」
「……ケーキって……。……まぁ、ありがとう…」
ゆうた君をチラリと見ると同じくゆうた君もこっちをみてた。
ニヤリと笑って同時に言う。
ひ/ゆ「どういたしまして！」
言葉を言い終わる頃にはきっと 満面の笑み になっていたんだろうな。
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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません！変換ミス多過ぎて自分が１番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます！ (2017年10月13日 18時) (
レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい！なおしました。教えて下さり、ありがとうございます！ (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です！！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ！ありがとうございます。単純にミスです。すみません！ (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：與風 | 作成日時：2017年4月9日 11時
