二十七話 「旧友」 ページ28
奏汰「!
ぼくも、『だいすき』ですよ〜♪」
ーーーーーそれから奏汰とAはお互いのことを語り続けた
傷を癒すように。
一年間の溝を埋めるように。
旧友の仲を温めるように。
奏汰「…あやな、そろそろいかないと『まずい』ですよ〜」
『おや、もうそんな時間かえ?』
ザバッ
奏汰はそう言うと、学院の誰もが驚くであろうスピードで、噴水から上がった
奏汰「かいじょうまで『おとも』します〜♪」
『ふふっ、送る前にその濡れた身体をどうにかせんとならんのう
ほれ、タオルを持ってきておるから、使っておくれ』
Aは奏汰の濡れた身体を、慣れた手つきで拭いていく
奏汰「あう、『うろこ』がとれちゃいます〜…」
『おやおや、それは困ったのう
ほれ、できたぞ』
奏汰「うふふ、あやなと『おなじ』かおりがします〜♪」
奏汰はニコニコと頬をゆるめた
『…やはり奏汰は愛らしいのう』
奏汰「…むぅ、かわいいは『いや』です
『かっこいい』がいいです〜」
奏汰は頬を膨らませながら言う
『おやおや、それはすまんのう
凛々しい奏汰や、妾を会場まで守っておくれ』
奏汰「うふふ、『まかせて』ください〜♪」
奏汰が先導して歩き出す
が、何かを思い出したように、Aに振り向いた
奏汰「あ、あやな、てを『だして』ください〜」
『ん?
手を出せばいいのかえ?』
キュッ
奏汰「てを『つないで』いきましょう♪」
そう言って奏汰とAは、今度こそ歩きだした
〜講堂〜
『UNDEAD』vs『fine』の試合の準備に、会場は追われていた
『零!』
零「A、戻ってきたのかや
その様子だと、仲違いは終わったようじゃな」
零は笑顔のAと奏汰を見ながら言う
奏汰「……あやな、すこしれいと『おはなし』してもいいですか〜?」
『もちろんよいぞ♪
ならば妾は、愛し子達に会ってくるぞ♪』
そう言ってAは、他のメンバーの元へと歩いていった
零「…話とはなんじゃ、深海くん」
零の顔は、先程の微笑みとは逆に、奏汰を鋭く睨んでいた
奏汰「うふふ、『ほうこく』ですよ〜
ぼくも、あやなの『とくべつ』にもどりましたから〜♪」
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あやなん(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。色々と考えてしまうことはありますが、読者の皆さんに少しでも面白いと思っていただける小説をこれからも描いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 (2022年10月10日 23時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 再開ありがとうございます!!!!ずっと楽しみにしてたので嬉しいです!無理しない程度に頑張ってください!応援してます! (2022年10月10日 22時) (レス) @page44 id: a5378d014a (このIDを非表示/違反報告)
あやなん(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!年末年始は立て込んでいるのですが、更新できるように頑張ります! (2021年12月26日 8時) (レス) id: d5cd118286 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - この作品大好きです!!更新待ってます* (2021年12月26日 2時) (レス) @page42 id: e52c580f03 (このIDを非表示/違反報告)
セラヲタなごちん@飴玉中毒者(プロフ) - あやなんさん» ありがとうございます(о´∀`о) (2021年11月21日 10時) (レス) id: 23be3b705f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやなん x他1人 | 作成日時:2021年3月13日 21時