【ヒロアカ】4 転生したらチートで愛されてるとかお決まりなんですか？

第8試合終了 爆豪VS麗日 【３】 ページ8

麗日は、爆豪にそう言うと両手の肉球を合わせた。


爆豪「あ・・・？」


麗日「勝あアアァつ‼」


肉球同士を合わせるのは、個性を“解除”する為。

上を見上げると、空には瓦礫の山が浮いていた。

それが解除された為、全てが一斉に落ちて来た。


《流星群ーーー‼!》

《気づけよ》


これを観て、ヒーロー達。

特にブーイングを飛ばしたヒーローは、驚いた。

そして驚いていたのは、ヒーロー達だけでは無い

同じクラスのA組や、気づかなかった生徒達も

驚きを隠せなかった。


緑谷「そんな捨て身の策を・・・麗日さん‼」


しかし片腕を上げた爆豪は、爆破を起こした。


BOOM)


そして爆破により降って来た、瓦礫の全てが

一瞬のように消し飛んだ。


爆豪「デクの野郎にAと

つるんでっからな、てめェ。

何か企みあるとは、思ってたが・・・」


麗日「い、一撃て・・・っ」


《会心の一撃‼

麗日の秘策を堂々・・・・・・正面突破‼》


爆豪は、片腕を少し摩って、麗日を見た。


爆豪「フゥー・・・危ねぇな。」ズキズキ)


麗日「うゔ・・・」ヨロ)


爆豪「いいぜ、こっから本番な‼麗日‼」


フラフラとしながらも麗日は、立ち上がり

爆豪に向かった足がもつれ、倒れた。


ドサッ)


麗日「ハッハッ・・・んのっ・・・体

言うこと・・・きかん。」


それでも麗日は、這ってでも爆豪に向い

戦おうと必死にもがく。

その姿を観ていた人達は、察しがついた。


緑谷「・・・・・・・・・キャパ。」


しかし爆豪には、届かず、そのまま。

審判であるミッドナイトは、麗日の様子を見た。


ミッド「麗日さん・・・行動不能。

二回戦進出‼爆豪君‼」


爆豪は、構えを解き、退場した。


《ああ麗日・・・ウン、爆豪一回戦とっぱ》

《さァ気を取り直して、一回戦が一通り終わった‼

小休憩挟んだら早速、次行くぞー‼》

《私情すげぇな・・・》


少しすると担架ロボが来て、麗日を保健室へと

運ばれて行った。


緑谷「・・・っ」


それを見た緑谷は、席を立ち、下を向いて

控え室に向かった。

そして席に残ったA組の皆は、先程から無言を

決め込んでいるAの様子を恐る恐る見た。


『・・・。』


真顔な上に、やはり無言・・・。


峰田「ボソッ)おい、誰か話かけろよ。」


瀬呂「コソッ)無茶苦茶言うなよ⁉」


上鳴「ボソッ)なんで幼馴染組は、居ねーの⁉」


皆、Aに、話かけるのが辛いのだ。

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