怖がりな選手と恐がりなチート ページ5
Aの言葉に、緑谷、飯田、麗日が
驚き、目を丸くしてAを見た。
麗日「う、嘘やん、ならなんで無茶ばっか。」
『・・・お茶子ちゃん。
私は、何が一番恐いのか、何が一番嫌なのか
それが分かってるから・・・戦えるんだ。
それは自分が死ぬよりも、苦しくて、悲しくて
辛くて、恐くて堪らないもの。
それと比べると、へっちゃらなんだ。』
麗日「A、ちゃん・・・。」
麗日は、下を向いて、考えた。
『ねえ・・・お茶子ちゃんの、恐いものは？
かっちゃんと戦うこと？
負けること？
ヒーローになれないこと？
大切な人が悲しむこと？』
Aの言葉に麗日は、ハッと顔を上げた。
麗日「ウチは・・・・・・父ちゃんと母ちゃんが
・・・無理したり・・・悲しむ事が、恐い。」
『その・・・“恐怖”は、誰にでもあるモノ。
だから人は、その恐怖と戦おうと思うから
強くなれるんだって、誰かが言ってたよ。』
麗日は、そっかと言って、ドアに向かった。
そしてA達に振り向いた。
麗日「決勝で、会おうぜ！」
麗日の手は、微かに震えていたが
目だけは、しっかりと前を向いていた。
そして麗日は、控え室を出て行った。
残された、緑谷、飯田、Aの中で
最初に口を開いたのは、緑谷だった。
緑谷「・・・ねえ、Aちゃんの
一番恐いものって何なの？」
その真剣な問いにAは、少し考えて言った。
『ん〜・・・内緒‼
そう言う、いずちゃんは？飯田君は？
何が一番、恐いの？』
Aの問いに緑谷と飯田は、答えることが
出来ず、曖昧な返答をした。
緑谷「僕は・・・まだ、分からないかな。」
飯田「俺も、これと言って思い当たらない。
考えてみれば一番恐いことを、見つけるのは
難しいんだな。」
2人の答えを聞いてAは、クスリと笑って
控え室を出た。
そして、観客席に戻った。
蛙吹「次ある意味、最も不穏な組みね。」
耳郎「ウチなんか、見たくないなー。」
『そうなの、かな・・・。』
上鳴「相手は、なんて言ったった。」
瀬呂「爆豪だからな。」汗)
『でも、2人とも本気の目だよ』
《一回戦最後の組だな・・・。
中学からちょっとした有名人‼
堅気の顔じゃねえ‼
ヒーロー科 爆豪 勝己‼
対
俺こっち応援したい‼
ヒーロー科 麗日 お茶子‼》
『両方とも・・・覚悟と、通すモノがある。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 419人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
好きで“無個性”言ってる訳じゃない 転生したらヒロアカの世界でキャラに囲まれてたんだけどそれなんて二次元？【ヒロ... 私が異能力者？笑えない冗談ですね。〜ヨコハマの髪長姫の御伽噺〜【 文スト】もっと見る
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
綾南 - あれー?バグだよね?うんバグだと思い更新願う (3月7日 18時) (
レス) @page20 id: f91d9a82a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - 完結…？バグですかね。続きが来る事を信じて待ってます (9月12日 11時) (レス) @page20 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
アハハ - んー？？？？？？？？うん！ばぐだぁ (2022年6月20日 19時) (レス) @page20 id: c1eed52d14 (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - お…終わっ…た…？バグ…？何の間違い…？？続き…は…？更新が…再開することを…願って…います… (2022年2月23日 17時) (レス) @page20 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
きつね君。 - 完結…？あれ？バグかな…？バグと信じて…更新頑張ってください！！！ (2022年2月11日 11時) (レス) @page20 id: 25b546cc8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アニメズ | 作者ホームページ：みんなの心が私達のホムペだ！！
作成日時：2018年12月28日 13時
