same dream 36 ページ38
そこから数ヶ月、数ヶ月と時が経つ。
安心して何も気を遣わないでいられた空間が
日に日に、自分が出せない場所に。
自分がどうしたいのか、
自分が何なのか、ますますわからなくなっていた。
そんな中、人気が低迷していた嵐に
グループとしては転機が訪れる。
潤くんが主演となったドラマが、
ものすごい視聴率を叩き出し、
大人気ドラマになった。
忘れ去られていた嵐が、
間違いなく注目を取り戻したきっかけとなった。
事務所もスタッフも、そして嵐の空気感も
ようやく前を向けると、光が見えたと、
明るくなった。
嵐の仕事も段々と増えてきて、
個人の仕事への声がかかるようになってきた。
ある日、有名雑誌から樹と私で表紙と
2人の特集の仕事が来て、その雑誌が発売すると
その雑誌は世間からかなりの注目を浴びた。
周りはすごく喜んでいたけれど、
私は、今までにない嵐の流れに
飲み込まれそうで、溺れそうで、苦しいと
感じてしまっていた。
智「、、A、A？」
A「え、あ、なに」
智「大丈夫？すごいぼーっとしてたけど」
A「あ、うんごめん」
ニノ「大丈夫か、お前。最近おかしいぞ」
みんなが集まる楽屋。
私は、みんなの前で段々と笑えなくなってきた。
樹「大丈夫？疲れてる？」
A「ううん、大丈夫、
少しぼーっとしちゃってた。」
潤「少し休めよ。」
段々と、嵐が、私の顔が、
世の中に出ていくことが恐怖でしかなかった。
私の顔が表に出るたび、
遥瑠は私を恨んでいないか、苦しんでいないか、と
怖くて仕方なかった。
私の心の中で、生きどころになっていた
大好きな翔くんへの気持ちも我慢して、
私は、私でいられなくなりそうで辛かった。
相葉「何かあったの？話してよ。」
智「一人で抱え込まないでさ」
翔「俺ら、家族だろ。」
A「、、家族じゃ、ない、」
翔「え？」
A「家族じゃないから。」
私は翔くんに言われた言葉に、
過剰に反応してしまって、空気が静まり返る。
潤「どうした、お前」
樹「A、、」
A「ごめん、トイレ」
私は居た堪れなくなって外に出る。
私はトイレに向かうと、樹が追いかけてくる。
樹「A、まって」
A「樹、、」
樹「最近どうしたの？翔くんと何かあった？」
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
