same dream 23 ページ25
遥瑠「私は、Aの幸せの裏で、
息を潜めて、生きてるんだよ。」
わかっていたはずの事実。
ぐさっ、と現実が突き刺さる。
華やかな振袖に包まれた私。
深く帽子を被ったジャージ姿の遥瑠。
遥瑠はきっと家族に囲まれて、
幸せな成人式を迎えているんだと、
私だけ、孤独だと、そんなことを考えて
しまっていた自分が恥ずかしくなる。
A「、、っ、ごめん、」
遥瑠「Aが有名になればなるほど、
幸せになればなるほど、裏で私が苦しんでること
忘れないで。」
きつい目で、私を睨みつけ言い捨てる。
絶句して何も言えなくなる。
遥瑠「すいません、ここでおろしてください」
マネ橘高「え、」
遥瑠「もう話終わったんで」
A「遥瑠、待って、ちゃんと話そう、
私に何か、できること、考えるから、」
遥瑠「何ができるの？
お金なら、困ってないし」
A「そういうことじゃなくて、
ちゃんと遥瑠が生きていける方法」
遥瑠「整形して、
Aと違う顔になるしかなくない？笑」
橘高さんが降りやすい場所に車を止める。
遥瑠「…できるなら、時間を戻して。」
A「、、遥瑠、」
遥瑠「、、Aさえいなければよかった、！」
そう強く言って、車を降りる。
A「遥瑠、まって、」
遥瑠は素早く走って逃げてしまった。
マネ橘高「Aさん、、」
A「、ごめんなさい、大丈夫。いって。」
車は事務所に向かう。
突きつけられた現実に頭が追いつかない。
振袖を脱ぐために到着した、事務所__
翔「A！」
後ろから、安心する声がする。
A「あれ、翔くん、なんでここに」
翔「仕事早く終わったから迎えにきた。
着替えて、メシ行こ。」
A「びっくりした」
翔「まあ、
Aの晴れ着姿見にきたんだけどね、笑」
優しく笑う翔くんに、
感情が溢れかえってしまう。
A「翔くん、、」
翔「ん？どうした」
涙が頬をつたう。
翔「え、何。どうした。」
A「翔くん、、っ」
私は、翔くんの胸に顔を埋める。
翔くんは、戸惑いながら、泣く私の肩を優しく握る。
翔「落ち着け、どうしたんだよ」
優しく、子供をあやすように、背中をさすってくれる
ひとしきり泣いて、落ち着いた頃、
スタッフが着替えるようにと、私を呼びにくる。
A「着替えてくる」
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
