same dream 19 ページ21
今にも溢れ返りそうなほど、
目に涙を溜めて、小さく笑う樹。
A「、樹っ、」
ただ、私は樹を抱きしめる。
樹は小さく震えていて、涙が溢れかえっていた。
ずっと、姉のように私を守ってくれていた樹が
初めて、すごく弱く見えて、
私はただ、強く、泣く樹を抱きしめる。
樹「ごめん、こんな、情けない」
きっと、人を好きになるって、
こんなにも、人を弱くしてしまうんだ。
A「ううん、私には話してよ、
私なんかじゃ力になれないけど、
樹が一人で辛そうにしてるのは耐えられない」
樹「ん、、ありがと、」
ニノが樹を好きだったら良いのに。
そんな単純なことを考えてしまう私は、
やっぱり、まだ子どもなんだろうな、なんて
考えて、泣く樹に寄り添う。
しばらく話して、落ち着いた樹は
「楽になった、ありがとう」なんて言って、
みんなの手前でも仕事でも、弱さなんて全然
見せていなかった。
樹が強がる姿を見ると
私の力不足さを思い知らされるようで切なかった。
撮影の休暇中、遠くで笑う樹をただ見つめる。
翔「すげえ、顔」
A「え？」
翔「すごい眉間にシワよせてるから」
A「そんな顔してた？」
翔「ん、こんな」
私の顔を真似しながら、私の隣に座る翔くん。
A「表情にすぐ出ない大人になりたい」
翔「はは、無理だろ、笑」
A「なんで笑うのっ」
翔「A顔に、すぐ出るだろ。
何考えてるか、大体わかるよ、笑」
A「えー、やだなあ、
樹みたいに、切り替えられる大人になりたい」
翔「樹？」
A「うん、
辛くても表情に出さない樹はすごいよね。
いつも人のこと優先だし。」
翔「んー、」
翔くんは、何かを考えながら樹を見つめて
翔「俺には我慢しすぎてるように見えるけどな」
A「我慢、、」
翔「Aが力になってやれよ。
樹だって、Aを頼りにしてんだよ」
A「そうかな、」
いつもみんなに頼って生きてきた自分が
誰かに頼られるなんて、想像ができなくて。
翔「そういえばさ」
A「うん」
翔「そろそろ成人式か」
A「うん、事務所の同じ歳の人と一緒にね」
翔「着物着るの？」
A「振袖ね。」
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樹(プロフ) - あやかさん» 「いつまでも」とは違った展開になるようにと、考えています。最後までまた見届けていただけたら嬉しいです。 (2022年1月19日 23時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - こんばんは。更新有難うございます。一粒のダイヤと心に流れる涙、想像以上の展開にドキドキしています。泣いても泣かされても心に嘘はつけないですね。最後までどんな展開になるのか楽しみです。 (2022年1月19日 21時) (レス) @page34 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 空気感は変わりましたよね。嵐の過去は私にとって宝物で、今もDVD見たりしてやっぱり好きだなあ、って幸せをもらえる存在です。完全に過去に浸ってしまっています。また、楽しんでいただけるように頑張りますね。ありがとうございます。 (2022年1月18日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 樹さん、いつも更新有難うございます。今日もzeroを見てここにきました。ここ一年の間に顔が、雰囲気というか纏っている空気が変わったような。当たり前の変化でしょうね。樹さんワールドは未来を見ていた頃に戻れるから。そう思って読んでる方いると思います。 (2022年1月18日 1時) (レス) @page26 id: 270e1ea97a (このIDを非表示/違反報告)
樹(プロフ) - あやかさん» 更新とても遅くなってしまってごめんなさい。待っていただいてとても嬉しいです。戻りたい気持ち、すごくわかります。彼らを追いかけるのが日常で、生活の中に彼らがいた毎日は本当に幸せだったなあ、なんて思います。戻りたくなりますよね。 (2022年1月17日 6時) (レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年11月19日 21時
