あの日々に、あの３人に Ⅲ

*

　
　心がないって、どういうことなんだろ？
　そうやって一番最初に考えたのは、確かそう、あの時だ。

　幼馴染みの二人をまって、まだ明るいあの広場で、寝ちゃったあの日だ。

　そう懐かしい夢を見たんだ。
　僕とあいつとあの人たちと、曇った星空を眺めて、話してた夢。

　心の話をしていたんだ。

　心がないとわからないんだ。何が幸せで、何がつらいのか。愛してるって言葉がわからないんだってあの人が言った。

　じゃあ、一番大切な気持ちを思い出せない僕は、心が欠けてるってことだよね？
　
　思い出せるかな……悲しいってなんだっけ？
　君たちといたら思い出せるかな？
　君たちみたいに自分の意思で涙を流せるかな？
　

attention

ご都合主が時おりあります
時列が時おりくるいます
勝手な想像……妄想だらけです
名前変換がないです執筆状態：更新停止中