第24話 ページ26
『潔くん！』
「あ
Aさん．．．
お疲れ様です．．．」
『潔くんこそ
．．．随分お疲れみたいだね
大丈夫？』
「はは．．．
大丈夫です．．．」
『(大丈夫には見えないな)
早く休みたいでしょ？
はやく始めようか』
「はい．．．」
何やらボロボロの潔
今日から五号棟では二次選考開始までの待ち時間として
絵心とAが考案した地獄のようなトレーニングである
さて
今潔とAがいる場所だが
大きな画面を有するモニタールームである
潔の申し出で、映像を見ながらの復習をAに付き合ってもらっているのである
『さて、と
潔くんは自分のゴールの方程式を見つけたよね』
「はい．．．！」
『うんうん
あの試合での君の覚醒は素晴らしいものだった
チームVとの試合をゆっくり振り返って
その時の自分の思考を再認識することから始めようか』
「はい！」
＿＿＿
＿＿
＿
『＿＿＿よし
じゃあ今日はここまでにしとこうか
明日もトレーニングは続くからね
ゆっくり休むように』
「．．．」
モニターを消し
タブレットにデータをまとめるAを、潔はジッと見つめている
「あの、Aさん」
『んー？』
「Aさんってここに来る前は何してたんですか？」
『留学してたよ〜』
「留学？」
『そう
そこでとある人のお手伝いでトレーナーもしてた』
「とある、人．．．
Aさんはどうしてトレーナーになろうと思ったんですか？」
『えー？
急にどうしたの？』
「少し気になって．．．
って、あ！
すみませんなんか色々聞いちゃって．．．！
気にしないでください！！」
口早に言い切った潔に、Aは顔をあげて置きっぱなしにしていたクッションに座りなおした
「？」
横に置かれたもう一つのクッションをぽんぽんと叩くAに、潔は深く考え込まず隣に腰を落とす
『潔くん
少し．．．お話でもしよっか』
「．．．」
優しく、柔らかな笑みを浮かべたAに
潔はゆっくりと首を縦に振った
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るあ(プロフ) - 細かくて申し訳ないんですが凜は凛です💦 (4月29日 15時) (
レス) @page28 id: 400c031e62 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 瑠璃（Aru）さん» コメントありがとうございます！そのように言って頂いてとても嬉しいです！！中々筆が進んでいませんが、頑張って更新していきますので、これからもよろしくお願い致します。 (2023年3月26日 16時) (レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃（Aru） - こんなに面白いのになんで伸びないんだ？めっちゃ好きです。応援してます！ (2023年3月21日 9時) (レス) id: cdae4ec124 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2023年3月9日 23時
