いつも 悪くない話 ページ24
今日は
忙しい身の２人がたまたま合った休日で
ブティックなどを見て回る予定らしい
「記者もしつこいけん」
全くその通りだと思う
それが仕事なのだから仕方が無いのかもしれないが…
『取り敢えず今は隠せているけどね』
隠しているといっても
解いてしまいまた記者共に囲まれたりしたら
せっかくの休日が台無しだ
「あ、あれって…」
「なしたのユウリ」
「あそこにいるのキバナさんじゃない？」
ユウリの視線の先には
随分とデカくマリィのお兄さんとは真逆の色をした
俗に言うイケメンがいた
挨拶に行くそうなのでイリュージョンを一先ず解き
少し後ろを歩く
「キバナさーん！」
こちらを向くキバナという人は
人の良い笑みを浮かべ
「お、ユウリにマリィじゃねえか」
一度目が合うも初対面なので会釈で終わらす
「２人で遊びに来たのか？」
「はい、そうなんです」
話が終わるまで化けイーブイを撫でていると
ゾロアークは意味ありげに私を見つめてきた
『いいのか？』
イーブイのように可愛らしく鳴き
私の肩からユウリの肩へと移動する
『ユウリ、提案があるのだけれど』
化けイーブイに戸惑うユウリの前へと
膝まづく様に目を合わせる
『今日一日、その子を預かってくれないかな』
マリィは理解ができたらしく
納得したような表情をこちらに向ける
「生憎ボールには仕舞えないが
ユウリを記者共から隠してくれるよ
どう？悪くない話だと私は思う」
あたふたしているけれど
マリィと遊びたい気持ちは大きいらしく
悩んでいるようだった
「ありがとうございます…Aさん！」
化けイーブイを撫でながら可愛らしく笑う
『日が暮れる前には家に戻ること
それとこの子はどんなに離れていようと
必ず私の元へと辿り着くから安心して
それじゃ、楽しんでおいで』
楽しそうに笑う２人を見送る
一定の距離を離れると
ユウリの姿は知らない少女の姿へと変わった
「は、…どういうことだ？」
『そういうことです』
説明も面倒だし、ましてやする義理もないし
私も約束があるので
ここらで失礼するとしよう
「ね、ちょっと待って」
あ、これ
「今のも気になるしさ少し付き合えよ」
面倒臭いやつだ
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梅水晶(プロフ) - 海野藻屑さん» ありがとうございます！更新頑張りたいと思います！ (2020年1月25日 0時) (
レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
海野藻屑 - 好きです！次の更新待ってます！ (2020年1月24日 22時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
梅水晶(プロフ) - ぐうたら猫さん» 今回もありがとうございます！とっても助かりました！！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - お晩です。 誤字があったのでご報告にあがりました！ただひとりの最後、｢除いて｣が｢覗いて｣になってました！ (2020年1月18日 23時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
梅水晶(プロフ) - まふぃーるさん» 嬉しい言葉をありがとうございます！そう言っていただけると更新頑張れます！ (2020年1月18日 23時) (レス) id: 45750090ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅水晶 | 作成日時：2020年1月1日 17時
