【銀魂】土 蜘 蛛

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新八｢東雲さんの家でも良かったのでは？｣

銀時｢それを口実に年頃の娘の家に上がり込もうってか？｣

新八｢あんた本当にいい加減にしろよ｣

神楽｢私もAの家 行った事無いネ｣

『元々 お城に一部屋お借りしていましたが、
今は真選組の屯所の隣に住んでおります』

銀時｢あいつらの隣じゃァ
俺らが出入りしてたらバレんだろ｣

新八｢そういう事ですね｣

神楽｢A！私、Aの家に行きたいネ！！｣

『…ふふっ。怪我が治ったら行きましょうか』

神楽｢約束アルよ！！！｣






｢楽しみアル｣と喜ぶ神楽。





新八｢東雲さんは何故 、
怪我した事を真選組に知られたく無いんですか？｣

『近藤さんが松平さんに報告するので…
そして松平さんが茂茂様に報告するんです』

神楽｢余計な事するなヨ。ゴリラ｣

新八｢凄い過保護ですね…｣

『腕の怪我でお説教を受けたばかりなので…』

新八｢個人的な理由かよ！！
それでも、
お城とかで治療に専念した方がいいんじゃないんですか？｣






Aは首を横に振る。






『足の怪我とは関係ありませんが、
昨日、浪人に襲われました』

神楽｢えぇ！！大丈夫だったアルか！？｣

『えぇ…危うく死にかけました』

新八｢いや、笑顔で言う事じゃありませんから｣

『茂茂様の護衛に就いてから、
私の存在は多少噂は流れていたものの、
城に住み込みでしたので あまり顔は割れていませんでした。

しかし、
えいりあんの件でテレビに映ってしまったので…』

新八｢それなら尚更、
真選組か城に戻った方が良いじゃないですか｣






新八の言葉にAはふふっと笑う。







『今の私が城に戻れば殺されてしまいますよ』







顔に似合わない台詞がその場の空気を凍らす。

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