10時間目 ページ11
うおぉぉぉぉ！マッ○！マッ○！
推しの4人様が選んでくれたマッ○のセット！！
帰ってきて速攻袋を開けて広げた。
『いただきます！』
う、うまい…！
4人の顔を浮かべながら思わず涙をこぼしかけるがよく味わって食べた。
…そうだ。本人たちに直接お礼言わずにすぐに帰ってしまった。
いや、一応付箋貼っといてはいたけども…。
うーむ。彼らのお礼をどうするべきか。
一体なにをあげたら喜んでくれるんだろうか…？
一般イケメン男性の喜ぶものって一体なんなんだ！？
やっぱりブランド物とかなのか！？いや、重くない！？てか金ないし！
ええいこうなったら調べるしかない…！
同じオタクだったらキャラグッズとか渡せられるのに、あんなかっこいい4人がそんなものに興味あるように見えないし…。
萌え系とか全然好きじゃなさそうだし難しいぞ…。
---
F「そういえば岡崎さんって漫画イラストの授業受けてんだっけ？」
俺たち4人でいつも通り帰っている途中で突然FBが言い出した。
A「なんかよく絵描いてたりしてるっぽいな。あんまりその絵見てないけど」
E「漫画かぁ…気になるなぁ」
K「俺よく後ろから見ているけど、授業中ずっとなにか描いているな」
E「…あ、岡崎さんにお礼してもらうの思いついちゃった」
突然えおえおが立ち止まってばっさりと話題を変えてきた。
K「なんだよ突然」
E「俺、岡崎さんにさ…」
---
F「えおえおお前…天才か」
E「なんだよ、FBもやるの？」
F「えおえおがやるんだったら俺もやるだろ！なぁ！？」
A「なんなら俺等でやったほうがいいじゃないか」
K「すんげえいいんだけど岡崎さんの連絡先知っている人いるの？」
3人「………」
K「…明日聞いてみようか」
---
そして翌日。
私は彼らのお返しの入れてたトートバッグを思わずずるりと落とした。
『…わ、わわわた、わたた、私が、ですか？』
F「うん。俺前から岡崎さんのヘアアレンジしてみたいなって思ってて」
E「俺もなんだけどね」
K「俺も俺も！」
A「同じく」
なん、です…て。
私をメイクやらコーデやらいろいろさせろ。とな？
え、お金ぶんどられるんじゃないんすかそれ。
だってあなた達プロですよね？お礼ってレベルじゃないっすよそれ。
『で、ででででも！わ、私お金が…！』
K「あああ、いらないいらない！俺等がしたいだけだから気にしないで！」
A「あときっくんの提案でこれ着て欲しいんだってさ」
ほら。と渡された大きな紙袋。
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作者名：もちぷよ | 作成日時：2023年5月12日 4時
