赤司の双子の妹は出来そこない.....を演じてる！？～Part2～【黒バス】 (ページ40)

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番外編＋図書館ページ40

「んっ…重い…。今日は少し借りすぎてしまいましたね…」

春休み。部活後の帰宅途中。春休みと言えど帝光中のバスケ部は休みません。
図書館に寄ってから帰ろうと思いつき、赤司君達と途中で別れ図書館に。目当ての本があるわけでもなく、ただただ図書館内を歩き回っていた所、面白そうなシリーズ本を発見してしまい、思い切って６巻全て借りてみたのですが…。

「予想以上に重いです…」

もともと、学校の鞄には教科書に、本。そして今日は体育の授業があったものですから体育着。
その中に分厚いシリーズ本６冊をムリヤリ詰め込んだものですからそりゃ、重いはずです。

「ちゃんと考えておけばよかった…」

借りた本を返す、という考えは思いつかずどうにか持ち、帰ろうとしたその時。

?「Aか？」

後ろから私を呼ぶ声が。
振り向くと少し不機嫌顔の、麻呂眉の、知り合いの先輩が。

「真先輩!」

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「ありがとうございます。荷物重いのに持ってもらっちゃって…」

図書館からの帰り道。真先輩にあの重い荷物を持ってもらい…帰っているところです。

花「別に。構わないんだけどよ…。もうちょっと考えて借りろよ。馬鹿だな」

「えへへ～。馬鹿ですから」

頭のいい真先輩にはよく勉強をみてもらっていました。私が今の頭になれたのも、運動神経になれたのも真先輩のおかげです。

花「…そういえばA、来年は受験生だな。志望校とか決めたか？俺、霧崎第一高校に行くんだけどよ…。来るか？」

「うーん…まだ、具体的には…」

志望校のことなど、なんとなぁくしか考えていなくて返答に困る私。
しかし真先輩の次の質問の答えはなんとなくしか考えていなかったながらも確実にこうしようと決めていたのでハッキリと答えることが出来ました。
花「お兄ちゃんと一緒の高校か？」

「……

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いえ――――。

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赤司君とも…キセキの世代の皆さんとは絶対に同じ高校には行きません―――――――。」

隣では少し驚いた顔をした後、ニヤリと笑った真先輩がいたのでした。