隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ29)

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76話　流す涙ページ29

＝食事処＝

ひ「A耳飾りかわええな！」
私の耳飾りを見て褒めてくれるひよ里

『喜助さんが作ってくれたんだ』

ひ「なんで喜助が作ったやつ付けてんのや？」
そういえばひよ里に言っていなかった

『実はこれ霊圧制御装置なの』
私はひよ里に喜助さんとの事と自分の霊圧の高さについて話した

ひ「そうやったんか」
話してくれてありがとな！とひよ里に言われた

「お待たせいたしました」
注文した食べ物が運ばれてくる

ひ「『いただきます』」

パクッ

一口食べるとお腹いっぱいになるもう一口食べようとすると手が震える

『えっ』

ひ「どないしたんや？A」
箸が進んでいない私を心配そうな目で見るひよ里

『なんでもないよ！』
私は半分くらい無理矢理食べて笑顔でひよ里を見る

ひ「腹減ってへんのか？」

『お菓子食べ過ぎちゃったのかな？』
私は笑いひよ里を見る

ひよ里が食べ終わり私達はそれぞれの隊舎に戻った
私は気分が悪くなりトイレに行って食べたものを吐いた

『なんで…治ったはずなのに』
私はため息をつき執務室に戻った

樹「隊長大丈夫ですか？」
私を心配する樹

『大丈夫だけどなんで？』
そんなに私ってわかりやすいかな？

樹「顔色が悪そうなので」

『私は大丈夫だから先に帰っていいよ樹』

樹「そうですか？ではお先に失礼します」
樹は私に一礼し執務室から出て行く

『はぁ…どうしよ全然眠くない』

多分あの時のトラウマがフラッシュバックしているのだろう
私は縁側に座り月を見る。私は1人でいることが怖くなり体が震える

『真子…』
愛しい人の名前を小さく呟く

平「どないしたんや？A」
私の顔を覗き込む真子

『えっなんでここにいるの？』

平「なんでって俺がAに会いたくなったからや」
優しい目で私を見る真子
私は真子の暖かさに安心して涙を流す

平「なっなんで泣いてるんや！」
私が泣いたことに焦る真子

『真子～』
私は泣きながら真子に抱きつく

平「どないしたんやA」
私を抱き締め返す真子

『わっ私…治ったと思ったのにっひぐっ」
私は泣きながらもご飯が食べれなくなった事と眠くならない事、1人でいることに恐怖を感じることを真子に伝える

平「俺のせいやな。Aほんますまんな」
私を抱きしめる真子の腕に力が入る

平「また一緒に治そうやA」
真子は私の唇にキスを落とす