隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ26)

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73話　私が君を好きな所ページ26

平「Aほんまにあの子とは何にもなかったねん」
私はさっきの事について真子から説明してもらった

『ごめんね…私』
私は耳を触ると耳飾りがなくなっている事に気づく

『ない！』
私は驚き真子を見る

平「何がないんや？」
真子は私が動揺しないように両手を腰にまわして私を見ている

『喜助さんにもらった霊圧制御装置がなくなってるの』
私は髪を耳にかけて真子に見やすくする

平「ほんまや無くなっとる。やから一気に霊圧がでかくなったんか」
真子は私の頭を撫でる

『どうしよう』

平「また喜助に作ってもらい」
私を落ち着けようと額にキスをしてくれる

『うん』
私は頷き真子を見る

平「まぁ喜助んとこ行く前にまず総隊長さんのとこ行かななぁ」
私の手を握って一番隊に向かう

＝一番隊舎＝

平「五番隊隊長の平子真子ですけどー誰か開けてんかー」

ギギギッ

平「開いたし行こか」
私の手を引き一番隊舎の中に入る

部屋の前に着くと私は緊張して震えていた
どんな処分が下されるのか不安でいっぱいだった

総「入れ」
部屋の中から総隊長の声が聞こえる

『しっ失礼します』
私と真子は部屋の中に入る

総「先程の霊圧は西園寺Aお主のもので間違いないな」

『はい私のです総隊長』
私はぎゅっと目を瞑り俯く

総「やはりか…原因は平子真子じゃな」

平「せや。俺が原因や」
私は真子に引き寄せられる

総「平子真子あまりAを傷つけてやるなよ」
冷たい総隊長の視線が真子に向けられる

平「わかっとる」
悲しい目をして私を見る真子

総「下がって良い」

『お待ちください総隊長！私への処分は？』
五番隊の人達を気絶させてしまったり隊舎を壊しかけた私への処分が無いなんておかしいと思い総隊長に聞く

総「Aお咎めはなしじゃ」

『嘘…』
私は目を見開き総隊長を見る

総「本当じゃ」
はよう戻れ！と急がされ一番隊舎を出る

ー

『真子…私』
私への処分がない事に私は不満があった
あんな事をしておいて何も言われないって…

平「A総隊長さんもわかってて言っとるんやから大丈夫や。それにAはしたくてあんな事したんやないやろ？」

『うん』

平「ほんなら、ええやないか」
私の頭を撫でる真子

平「はよ十二番隊に行って喜助に新しい霊圧制御装置作ってもらいに行くで」
私の手を引き笑顔で私を見る真子
私はこの人のこういう所がまた好きなんだなぁと思いながら真子に笑顔を向けるのだった