隠す姿Ⅱ 【BLEACH】 (ページ22)

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69話　答えページ22

浦「Aよくわかったっスね」
驚きながら私を見る喜助さん

『後この方法は不確定要素が多いのでこっちの方法の方が良いかと』
私は筆を借りてスラスラと紙に書いて喜助さんに説明する

浦「すごいっスA」
喜助さんが私の頭を撫でる

平「Aって実はめっちゃ頭ええ？」

『私より喜助さんの方がすごいですよ。もうそろそろ戻らないと樹が心配なので失礼します』
私はそう言って喜助さんと涅さんに会釈して真子の手を掴み執務室の扉をあけ喜助さんの方に振り向く

『喜助さん…作っていいものと作ってはいけないものがある事をお忘れなく』
私は微笑み執務室を後にした

ー

涅「あの娘、君より頭がいいんじゃないか？」
涅は浦原を見る

浦「多分僕よりも何倍もAは頭がいいっスよ」
Aから受け取った紙を机におく

浦「もしかしたら僕が今研究している事Aはもう答えが出ているのかもしれないっス」
低い声で実験の準備をする浦原だった

ー

平「A最後のなんなんや？」
真子が私の手を引き歩みを止める

『喜助さんは色々なものを作るから危ないもの作っちゃいそうで心配なの』

喜助さんはたぶん今、私が数年前に解いた問題を解こうとしている

私は答えが出たけどそれを作る事はしなかった

でも喜助さんなら作ってしまいそうな気がする

私が考えるにあれは作ってはいけないものだと思う

さっきの言葉で思いとどまってくれれば良いのだけれども…

平「い…、ーい…おーいA」
私はハッとして真子を見る

『ごめん考え事してて』

平「珍しいなAが考え込むって」
私の顔を覗き込む真子

『//ちょっとね』
私は顔を赤くして真子を見る

平「顔赤くしよってかわええやっちゃーの」
真子は私を横抱きにして瞬歩をする

私は真子に横抱きされながら真子を見る
何度見ても綺麗な金色の長い髪に切れ長な目、弧を描く口、細いのにがっちりした体
全てが愛おしく感じる

私が真子の頬に手をあてると優しく微笑む真子

平「どないしたんやA」

『かっこいいなって』
私は微笑み真子を見ると真子の顔が赤くなる

平「アホなにかわええ事言っとんねん。ほれ着いたで」

私を降ろすとそこには夕日に照らされオレンジ色に染まる瀞霊廷があった

『綺麗…』
真子が私の肩を持ち引き寄せる

平「Aの方が綺麗や」
真子の方を向くとニヤッとした真子の顔

『ありがとう』
私はクスッと笑い真子にキスをする…