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魔法47「頼むよ神様」 ページ9

カナタside


何度も何度もあいつはアナに呼びかける

だけどアナは俺達にもっと
攻撃してくる一方だった



この前のお返しかよ


そういや俺等最初は殺し合う仲だったよな


生ぬるいって


あの時俺がどんなにぶちのめしても
お前は立ち上がって来たじゃないか


怒ってんだろ?


許せないんだろ?


いいよ…


だけどそれで気がすんだら目…覚ませよ



キィンッ

カ「ガハッ!!」


車輪が俺に直撃して俺は飛ばされ
俺が魔法で作った壁にぶつかり壁はこわれた


カ「……っ」


魔女が手を伸ばして俺をつかもうとしてる
まずいこのままじゃよけきれない


だけどその時…



「…ダメっ!」


Aが前に出て俺をかばった


カ「…っ」



Aは魔女の手に握られていた


「…アナ」


Aは声をかすらせながらも
アナに呼びかける


カ「……っ」


ザシュッ

俺は槍で魔女の手を切った


カ「お前信じてるって言ってたじゃないか!!
この力で人を幸せに出来るって!!」


バッ

魔女が剣を振り上げ地面を叩く

すると地面にひびか入り
地面が崩れ俺達は下に落ちた









頼むよ神様…こんな人生だったんだ

せめて一度くらい幸せな夢を見させてくれよ









NOside



フワッ


「……うっ…」


ランスはなんとか間に合い
落ちるAを抱きかかえ助けた

幸い彼女は気絶してるだけで
怪我にはいならなかった


ラ「良かった…」


そうランスが呟いた瞬間

ガシャンという音をたてながら
カナタの槍が地面に落ちた


ラ「…っカナタ!」


ランスはカナタの方を見た
カナタはもうボロボロだった


カ「よう…悪いな
そいつ俺のバカに付き合わせちまった」


ラ「…っおM((カ「足手まといを連れたまま戦わない主義だろ?」…っ」


カ「いいさ、それがあってる
…ただひとつだけ…ただひとつだけ
守りたいものを守り通せはいい」


ラ「……っ」


ランスはAを見つめる


カ「ふっ…なんでだろうな
俺だってそうしてきたはずなのにな…」


カナタは右胸についていた
赤く光るソウルジェムをはずし手に握る


カ「行け…こいつは俺が引き受ける」


カナタがそう言うとランスは
Aを抱きかかえて魔女の結界を出た


カ「心配すんなよアナ
ひとりぼっちは寂しいよな
…いいよ一緒にいてやるよ」


カナタは大きな槍を作り出し魔女に向ける
そして自分のソウルジェムを
その槍の先めがけて投げる


ソウルジェムがパリンッと音をたてて
割れるとともに物凄いエネルギーが発生して
魔女は消滅した

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作者名:ミルト* | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年7月24日 17時

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