スペシャルストーリー8 【衣更真緒】 ページ19
真緒side
貴「…私ね、いつも頑張ってる真緒に、おもてなしがしたかったのっ…皆も呼んで、桃李くんのお屋敷も借りて、真緒に楽しんで貰いたかったの……皆忙しいのに、練習にも付き合ってくれた…なのにっ…なのに私のせいで……っ…全部台無しだよ…っ」
肩を震わせているAが、何だかひどく小さく見えた
今にも消えてしまいそうで儚い、そんな感じ
どこにも行かないように、俺はAを抱きしめた
貴「…っ……真緒も怒らせちゃったね…」
真緒「え？」
貴「さっき、大声出してたでしょ…？呆れちゃったんだよね…っ…ほんと……だめな彼女で……ごめ……ごめん………っ」
真緒「…怒ってねぇよ」
貴「…え？」
真緒「あれは、その…Aは女の子なのに、怪我しても大丈夫とか言うから…もっと自分を大切にしろ、って思って」
貴「…！」
真緒「だから、怒ってない。大声出してごめんな？」
そう言ってAの頭を撫でると
貴「っ……うわあぁぁん」
堰を切ったように泣き出した
ーーー
しばらくして、Aは落ち着いた
貴「見苦しいところを…ごめんなさい」
真緒「そんなことないって！俺のためにおもてなししてくれて、ありがとな！」
貴「うん……」
何だか納得いかない顔をしているA
多分、自分のせいでまだ途中までしか出来てない…とか思ってるんだろうな
真緒「俺は、お前の気持ちだけでも嬉しいぞ」
貴「……真緒はほんとに優しいね」
真緒「そうか？」
貴「そうだよ。こんな出来損ないの私と付き合ってくれてるだけでも優しいのに、“気持ちだけでも嬉しい”なんて、優しすぎるよ」
真緒「出来損ないなんかじゃねぇよ」
貴「え？」
Aと俺の視線が交差した
真緒「Aは、俺が選んだ最高の彼女だ。出来損ないなんかじゃねぇよ。むしろ、俺じゃ勿体無いくらいだ。俺なんかと付き合ってくれて、ありがとな！」
貴「っ…もう、泣かせないでよ…！」
そう言ってAは、ぎゅっと抱き付いてきた
ちゃんとここにいるっていう、確かな暖かみ
あぁ、
―Aと出会えて、本当に良かったな―
こんなに一生懸命で、俺のために尽くしてくれようとする
A以上の彼女なんて、世界で探しても誰一人としていないな
そんな幸せに浸りながら
―俺は、Aを抱きしめた―
ガチャ
凛「ごめんA、ここ広すぎて、消毒液見t……ふふ、可愛い」
そこには、お互いの暖かみで眠ってしまった
姫と王子がいたのだった
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猫愛りあ - 凛月可愛過ぎるだろ貴様！！！！！！ (12月20日 8時) (
レス) @page5 id: 02dbe6c294 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - メグさん» ありがとうございます！続編でもまたコラボを考えますね！気に入って頂けたようで良かったです！ (2016年7月18日 10時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - ラブライブ！大好きなので嬉しかったです！にこにー推しなのでスッバスッバス〜は笑いました(笑)これからも頑張って下さい！応援してます！ (2016年7月17日 23時) (レス) id: e457b5e4fe (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 眉無さん» コメントありがとうございます！久しぶりに、甘いのを書きたくなったので書いてみました！これからもキュンキュンさせられるように頑張ります！ (2016年7月16日 16時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
眉無(プロフ) - みかくんにキュン死しそうです… (2016年7月16日 16時) (レス) id: 5ceb00af48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tukaritu722/?fcnew=1
作成日時：2016年3月12日 17時
