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記憶の片隅に ページ11

彼が私に言った言葉の続きが今でも思い出せない。頭に靄がかかったように私の心はいつまでもあの日のまま進むことは無かった。






_12年前








万 「A〜!!」





A 「げっ…」






私の姿を見つけるなりこちらに走りよって抱き締めようとしてくる彼から逃げようと後ろを向いた瞬間私の目の前に見覚えのある背の高い男の子が立っていた。




龍 「よお、A逃げんじゃねぇよ」



A 「…どうせ東卍の集会に来いとか言うんでしょ、嫌だからね私」



龍 「なんでだよ」



A 「皆年上だから怖い」



龍 「あ〜…でもまぁ千冬とかタケミっちとかいるしなんとかなんだろ」



万 「え〜A来てくれないの?」



後ろから痛いくらいに私を抱き締める彼を引き離そうとするがやはり無敵のマイキーの力には勝てないらしい。



A 「……今回だけだよ」



万 「よっしゃ!A大好き♡」



A 「ハイハイ」




あの時からマイキーの私への愛情表現は甘すぎるくらいに過剰だった。男の子とちょっと話してたくらいでも見せつけるように後ろから抱き締めてくる始末である。その後は引き剥がすように私の腕を引っ張りどこかへ連れ出していく。きっとあの男の子は後日マイキーに絞められるのであろう。彼からの受け止めきれない愛に度々ため息をつく私を彼はきっと知らない。

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青澄*aosumi(プロフ) - うぁぁぁぁ最後めっさ泣きました!ホント素敵な小説だと思います!これからも楽しみにしています!!! (2021年11月29日 15時) (レス) @page28 id: 07f147eb25 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めて小説で泣きました (2021年9月4日 1時) (レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 凄くおもしろかったです!1パートで綺麗に終わっていて凄いと思います!レモンさんの作ったマイキーくんの小説、楽しみにしてますね!応援してます♪ (2021年8月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ユイさん» 励みになりますありがとうございます!! (2021年8月4日 23時) (レス) id: e312b1bdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 好き好き好き好き!!それしか言えない。、、、 (2021年8月4日 2時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモン | 作成日時:2021年7月12日 0時

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