偽愛 ページ10
梵天のアジトに着いた頃には夜中の2時を回っていて私と春千夜以外の皆はすでに眠りについていた頃だった。私はそのままマイキーの部屋へと足を運ぶ。
扉の前で軽くノックをし彼の部屋の中に入るとマイキーはベッドに腰掛け静かに俯いていた。
A 「……任務完了」
私は彼にそう話しかけると彼はゆっくりと顔を上げハイライトのない瞳で私を真っ直ぐに見つめた。
万 「…A」
A 「ちょっと遅くなった」
万 「こっちきて」
A 「先お風呂入りたい」
万 「無理、早く。」
彼の急かすような態度に困惑した私はゆっくりと彼のベッドに足を運ぶ。ベッドの目の前に立った時、彼は私の腰に腕を絡め、痛いくらいの力で私を強く抱きしめた。
万 「……他の男の匂い」
A 「え?」
彼は私にそう言うと私をベッドに押し倒し身動きが取れないように腕を押さえつける。
万 「…誰と会った?」
A 「……」
黙り込む私を見て明らかに機嫌が悪くなる彼は私の首筋に顔を埋め皮膚を強く吸い上げる。
A 「いっ……いたい…」
万 「オマエをどっかに閉じ込めればオレだけを見てくれる?」
A 「ちょ…っと、まって」
万 「手も足も折って動けないようにすればいいのか?」
狂ったように次々と言葉を溢しながら私の服を脱がし始める彼を私は止めることが出来ない
「オマエの事好きで好きで好きすぎて、気が狂いそうなんだ」
「苦しい」
そう言った彼はいつもより乱暴に私の身体を愛撫し始めた。私にはこれが愛なのかも分からなかった。
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青澄*aosumi(プロフ) - うぁぁぁぁ最後めっさ泣きました!ホント素敵な小説だと思います!これからも楽しみにしています!!! (2021年11月29日 15時) (レス) @page28 id: 07f147eb25 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 初めて小説で泣きました (2021年9月4日 1時) (レス) id: 790f68b113 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 凄くおもしろかったです!1パートで綺麗に終わっていて凄いと思います!レモンさんの作ったマイキーくんの小説、楽しみにしてますね!応援してます♪ (2021年8月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ユイさん» 励みになりますありがとうございます!! (2021年8月4日 23時) (レス) id: e312b1bdb8 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 好き好き好き好き!!それしか言えない。、、、 (2021年8月4日 2時) (レス) id: 40031fd2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモン | 作成日時:2021年7月12日 0時