３０話 ページ30
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リヴァイside
その後、リエラが訓練を手伝ってくれた。
だけど俺は…
回転してばかりだ。
今は、休憩中。
「あせっても、できないよ！」
というリエラの提案で、休ませてもらっている。
「…ふぅっ…。」
俺は立ち上がって、装置へ歩き始めた。
ベルトを腰に巻く。
「お？やる？リヴァイ」
リエラが、見計らったようなタイミングで声をかけてきた
「よろしくっ…！！」
キキキキキキ…
俺の足が地を離れる
今度こそ回るもんか、と集中する。
「うわっ？！」
グリンッ
天地が回る
「な、なんでだよ…」
俺は、一度装置を離れる
それと同時に、ベルトがずり落ちた
「おぶっ？！」
ベルトに引っかかり、つんのめった
「いってぇ…」
「ちょ、リヴァイ大丈夫？！」
「…なんとか。」
「ベルトが落ちてきて…あ。だからか…」
「やっと、理由わかったね、リヴァイ。」
俺は、もう一度ベルトを腰の位置に持ってくる
「…やっぱり。その大きさじゃ、無理だね。リヴァイ」
「うん。」
俺の腰に巻かれたベルトは、
笑ってしまうくらいダボダボだった。
一番短くしているにもかかわらず、
肩が通過するくらいのキツさだ。
よく、今まで気づかなかったな、と思う
「でも、リヴァイどうする？」
「何が？」
「兵士がつけてるベルトって、そのサイズしかないんだよ…
で、リヴァイの場合は…
一番短くしてもそれだから…」
「立体機動も、訓練のしようがないってことか…」
「…。」
沈黙を破ったのは、俺の奇声だった
「ふぶっっ？！」
頭部に鈍い痛みが走る
振り返ると、Aが立っていた
「Aっ？！」
「ん…それ、使えよ」
Aが指差す俺の足下には…
「べ、ベルト…？？」
よくよく見ると、多く穴があいている
「リヴァイ、つけてみろ」
「うんっ！」
「すごい…ぴったり…」
俺が先ほどまで、使用していたものとは違い、
ちょうどいい大きさになった
よーくベルトをみてみると
不器用に穴があけられていた。
それは間も均一でなければ、
穴も円ではないが、
暖かみがあった。
「まさか、これAが…？？」
「最初にひっくり返ったときにな、
ベルトのサイズがあってねぇな、って思ったから作った。
それがねぇと、訓練できねぇだろーが」
「A、ありがとっ！！」
「礼をされるのは、使えるのが確認されてからだ。
さぁ、やれ」
「はいっ！」
クルクルクル
「で、できた…！！」
Aに向かって拳を掲げた
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悠雨(プロフ) - ヤギさん» コメントありがとうございます！受験前なのでなかなか更新はできませんが、気長に待っていてくださると嬉しいです！ (2016年1月1日 0時) (
レス) id: f871260573 (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしてます！ (2015年12月30日 22時) (レス) id: 32f1ff9ae2 (このIDを非表示/違反報告)
BEAT(プロフ) - カルアさん» コメントありがとうございますッ!!少しずつですが更新していくので、読んでくださると嬉しいです!! (2015年1月13日 17時) (レス) id: 6face62a62 (このIDを非表示/違反報告)
カルア(プロフ) - 面白いです！早く続き読みたいです！頑張って下さい(｀_´)ゞ (2015年1月13日 6時) (レス) id: e8c1da7e4f (このIDを非表示/違反報告)
BEAT(プロフ) - りんご。さん» ありがとうございますッ!!少しずつですが、更新していきますね!! (2015年1月12日 13時) (レス) id: 6face62a62 (このIDを非表示/違反報告)
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