【青葉城西】狂った頭にメスを入れましょう【悪女主】

４２話 ページ45

「だから…残念だけど「美子に意地悪するんだよぉ！名前は青山Aっていうのぉ！」そんなこと言ってる場合じゃ…あ、青山A…？」


青山という名前を聞き、私の顔をまじまじと見る春川さんのパパ

…パパ、パパって煩いな〜


私の父さんはよく私をパーティに連れて行くから知ってるはず

…因みに父さんは私を次期社長にしたいらしい


美「パパぁ？」


さすがの春川さんでもパパの異変には気付いたみたい

他の部員達も何ごとかと不思議そうにしてる


私の顔を見て血の気が引いて行く春川さんのお父さん



「…嘘…何故………あ」


目を大きく見開き、すぐ土下座をしだした


「お願いしますッ！我社にご慈悲をッ！どうか…どうか貴女のお父様にッ！」


真っ青な顔には大粒の汗が浮かんでて正に必死

女子高生にスーツの男性が土下座してるってどんな絵面


私は驚いた表情で只々困惑してる感じを滲ませる

春川さんを含めるこの場にいる人もいる達もそんな感じ

…春川さんのお父さんと雪を除いて、だけど


雪は全校生徒…特に要注意人物の家を調べるから、春川さんのことを結構知ってる


美「…何やってるのパパぁ…そんなやつに土下座なんてぇ…」

あーあ、禁句だよ？それ


「…そんなやつだと…！？お前…お前のせいなんだな！そうだろッ！」


急に起き上がられると怖いな、くわッって感じがぴったりだ〜


「え…パパ？なんで「お前なんて！お前なんて育てるんじゃ無かったッ！お前を育てたのも全て会社の政略結婚に使うためだったのにッ！そのお前が会社を潰すなんて！」…政略…結…こ……ん…？」


うわぁ…。本当にダメだね


私が潰して来た誰よりも屑な気が…


「どうせうちの親会社の娘に嫌がらせでもしてたんだろう！」

…されてました。


まぁ、楽しかったからいいけど

あーあ、皆に会社のこと秘密にしてたのにな〜

一気にバレちゃった〜


てか部員達も雪も雅も空気過ぎない？

…あれ、なんで雅は納得したような雰囲気出してんの？


出来るだけ隠し通して来たんだけどな〜


美「親会社？…嘘よ…」


そういえば前、春川さんったら美子の会社の親会社は日本一でそこの社長は美子のこと気に入ってるなんて触れ回ってたよね〜


信じられない？すごく茫然としてるね


春川さんのお父さんは絶対春川さんのせいだと思ってる

苛立ちを抑えきれない春川さんのお父さんは春川さんの胸ぐらを掴もうとする


「このッ！」




…パンッ

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