3人で ページ20
凛月「ま〜くん、これとこれどっちがいい?」
真緒「俺はこっちかな。」
凛月「じゃあこっち。」
真緒「ちょっと待て!?俺の判断でいいのかよ!?」
凛月「だって俺、特に好みとかないし。
使えれば何でもいい。」
A「…凛月らしいな…。」
でもこの凛月の性格はとても便利であった。
なぜならものすごい速さで買い物が進んでいくから。
真緒「…三十分経たずに買い物終わるとは思わなかったな…。」
凛月「ま〜くん俺と買い物行ったことなかったっけ?」
真緒「お前四六時中寝てたから行けるわけ無いだろ。」
凛月「そっか〜。
俺も家族で買い物来たときはいつも誰かにおぶってもらってたからねぇ。」
真緒「…お前の家族大変だな…。」
A「…アイドル頑張りながら親孝行も頑張りなよ?」
凛月「分かってるよ〜。
それで?ま〜くんの買い物は済んだの?」
真緒「おう。あとは帰るだけだけど、なんか食っていくか?」
A「そういえば晩ご飯まだだね。」
凛月「じゃあ、どこかのお店で食べていこうかな。」
私はお母さんに連絡して、
3人で飲食店へ向かった。
真緒「3人でどこか行くのって、初めてだったよな。」
席に座ってメニューを見ながら真緒が言う。
凛月「そうだねぇ。実はみんな幼馴染みだったのに。」
真緒には私から話したので、
凛月と私が昔から遊んでいたことは知っている。
A「零君も真緒も、凛月のこと紹介してくれればよかったのに。」
真緒「いや、俺も何度か思ってたんだけどさ…。」
凛月「1個ずつ年が離れてたもんねぇ。」
真緒「あとこいつ…俺や朔間先輩以外には懐かなかったんだよ。
だから紹介しても意味ないだろうなと思ってな。」
なるほどねぇ。
真緒「まぁ、この通り顔が綺麗だから、小中学校では女子に人気だったな。」
凛月「ま〜くんは男子からも人気だったでしょ。」
A「はいはい。要はふたりともモテてたわけね。」
そうだろうねぇ。
A「…私はそこまで…。というか恋愛経験ないし…。
彼氏いたことないし…。」
真緒「それは俺も凛月もだよ。
だから今お前に告って、付き合おうとしてんだろ?」
凛月「そうそう。Aがどっちを選んでも、恨みっこなしってね♪」
出したくなかった話題出しちゃった!
凛月「まぁ俺は恨むかもしれないねぇ♪
いくら愛するま〜くんでも♪」
真緒「…怖ぇよ!」
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